2014年11月9日日曜日

いえそば挑戦記(世代交代編):やっぱりカッターには無理がある

相変わらず今回もアナログネタ。

いえそばのカッターで苦労した話をあちこちで開陳していて、ある日何気なくAmazonを見ていたら、蕎麦打ち玩具の新バージョンが出たことを知った。「そば打ち名人」という名前で価格は3,500円と、俺が費やした価格の半分である。

よく見ると延ばしと切りは伝統どおりに延ばし棒と包丁でやる仕様になっていた。前作「いえそば」関連の資料はメーカーのサイトからきれいさっぱり消えているし、相当大変だったことが想像できる。

まあ企業としての姿勢には大いに疑問を感じるが、消したい過去がたくさんある自分としては、その気持ちは十分に理解できる。

いずれにせよ、最初の難関である水回しがスムーズにできるという点では、このメカニズムは大いに有効なので、これが3,500円ちょいなら買う価値は十分ある。

最近は自分は延ばすのは掌底で平たく四角く延ばし、そこに打ち粉をして包丁でうどんサイズに切って田舎蕎麦で妥協しているが(これはこれで茹で時間を多めに取れば悪くないと思っている)、この機器を使えば、水の量さえ間違えてベタベタにしなければ、それなりに細く切れるのではないか。

先日安曇野に行ったので、ついでに農業直売所で新蕎麦の蕎麦粉を仕入れてきたので、自分は引き続き旧モデルで頑張るつもりだ。ところが妻がこの粉で蕎麦掻きを作ることを覚えてしまい、「安曇野の蕎麦粉はおいしいわ」とか呟いている。どうもちょこちょこと消費しているようだ。