2017年11月22日水曜日

LaneyアコースティックアンプLA-10にいろいろつなぐ


今、参加させてもらっているボサノヴァバンドのリーダーが、出来心でアコースティックギター用アンプを買ったが、思った用途で使えなかったので、2千円で買い取ってくれと言われ、フルアコとかベースの練習用にいいだろうと思い、引き取ることにした。
(ちなみにリーダーはフルート奏者なのでフルートに管楽器用ピックアップを繋いでこのアンプで再生しようとしたが、音が小さくて使い物にならなかったようだ)。

と言うことで帰宅して早速先般のBacchusテレキャスターを繋いで、音を確かめてみる。


まずはボリューム、ベース、トレブルのコントロールを全て正午の方向でセットアップする。

確かに10Wなのでライブで使えるような音量ではない。しかし、非常に歪みのないクリアな音質でアコースティックギターはもちろん、エレキギターの練習用(歪まないので誤魔化しが効かない)、キーボードの練習などにも使えそうだ。

後、安物のダイナミックマイクを繋いで、歌ってみた。音量は小さいが、歪みもなく音はそれなりに増幅されているので、会社の宴会の司会用とかクラスの学芸会みたいな用途にも使えそうだ。うたた寝していた妻が急に目をさますと、鬼のような顔でこちらを睨みつけてきたので、歌は早々に止めた。

ちなみに愛用のエレキベースYamaha MB-40を繋いでみた。ミディアムスケールで音圧がそれほど強いわけではないが、一部の音でキャビネットがシャーと共振する。低音用のアンプではないので、仕方ないか。

”SHAPE"ボタンを押すと、2バンドイコライザーのトーンが使えるようになる。ドラスティックに音質が変わるものでないが、ややトレブルを絞ってベースを心持ち強めにすると、ジャズに使えそうな音にはなった。練習用と考えれば、これで全然文句はない。

また電子楽器にしては珍しく、標準ジャックでなくミニジャックで外部入力端子があるのは素晴らしい。スマホを繋いで音楽に合わせて楽器の練習をしたり、メトロノームアプリを入れてリズム感トレーニングをすることもできる。

同様にヘッドフォン端子もミニ規格なので、スマホ用イヤフォンがそのまま使える。


筐体の後ろが窪んでいて、そこに電源ケーブルを収納することで、狭いスペースにもスッキリと仕舞うことができる。ワンルームマンション、一人暮らしなんて人が初めてギターを始めましたと言う場合にも選択肢になり得る、心憎い作りだ。

と言うことで、気軽に家庭内の色々な用途に使えることがわかった。これで2千円ならいい買い物であったと言えよう。

Laneyは真空管のアンプでは知られているアンプメーカーだが、このアンプは普通にトランジスタかオペアンプを使っているようだ。まあその方が故障する確率が低いからいいとは思うが。

2017年11月14日火曜日

マツダコレクションを超える俺のミニカーコレクションを清掃した

もともとスーパーカーブームをリアルタイムで経験している中年なので、今でも20世紀のスポーツカーやレーシングカーを見るとかなり興奮する。

近隣の中古車屋とか見ると、90万円くらいで16年落ちのポルシェ・ボクスターとか売っていて時折心が揺れることがある。へそくりを取り崩せば買えないものでもないが、根がズボラなのでこまめなメンテナンスが必要な古い外車は無理だろうなあとも思う。

と言う葛藤のストレス解消でトミカやらマジョレットやら缶コーヒーの景品やら(基本、血糖値が高いので缶コーヒーは避けているのだが、その時だけ3本とか4本とか大人買いする)を若い時から衝動買いしていたら、いつの間にか、かなりの数のミニカーがコレクションされていた。

ラックの奥にトレイに入れて重ねて押し込んでいたが、たまには掃除してみることにした(ミニカーの手入れさえできない俺に、実車はやはり無理だろうとは思う。時間がたっぷりあれば、昔のロータスや空冷ポルシェみたいな全くマイクロコンピュータを使っていない車をいじり倒してみたい気もするが)。

本棚からトレイを引っ張り出して床に並べる。実はここにあるのが全てでなく、3つある巨大な本棚の前とか間にもちょこちょこと陳列していたり、引き出しの奥に入っていたり、自分でも何台あるか全く把握できていない。

ちょっと自慢なのは、コンビニ(今はなきサークルKが景品ミニカーには熱心であったことを思い出す)で集めた過去のニッサンのグループCカー+日本グランプリ(R380、 R381)のコレクションである。

また手前やや中央より左にあるのは、スカイライン・ターボC。トミカの栄光のニッサンレーシングカーコレクションと言う、やはりセブンイレブンの限定企画で、絶対出てくると確信して買ったら、出てきてくれたと言う超貴重品だ。

次のラックはルマンで優勝したマツダ787Bやトヨタ7、ニッサンR382、さらにマジョレットやホットウィールで集めたフェラーリコレクションが並ぶ 。一番手前中央はトミカプレミアムのデトマソ・パンテーラである。

ディノ246GTが大好きだが、こちらの「倉庫」にはなく、別の場所にスケール違いや色違いで5台ある。

 黄色のフェラーリ288GTOもなかなか貴重だが、保存状態が悪く、塗装が結構剥げてきている。子供が赤子の頃、ミニカー好きで、しかもこのフェラーリが気に入っていて、激しく遊んでいた名残りだ。取り上げて隠しておけばよかったと思った。


細かく分類しているわけではないが、こちらはランボルギーニとポルシェのコレクション。新旧911に加え、914/924/928をゲットしておいたのは本当によかった。

 右下は珍しいホットウィールのランチア・ストラトス。最近、トミカプレミアムでアリタリアカラーのモンテカルロ塗装のモデルが出たので、そちらもゲットしている。

最後はランボルギーニと少し前のスーパーGT車。上はサークルKの京商モデル、その下は缶コーヒーのキャンペーン商品。中段左側は栄光のスカイラインコレクションでゲットしたケンメリとスカイライン・ターボC(前述のグループCカーと同じだ)と言うシルエットフォーミュラマシンである。

上段のスポーツカーたちは比較的最近、スーパーマーケットで売っているマジョレットで集めたもの。2017年11月現在、うちの近所のサミットストアなどで時折見掛けるので、まだ入手可能なものばかりだ。
珍しいものでは、左下の緑色にイエローストライプの車は、ホットウィールのBMW 2002ターボ。今だったら同じBMWの1シリーズや国産ファミリーカー以下の性能だが、当時はBMWにしては攻撃的なマシンとして、スーパーカー図鑑などに掲載されているものもあったのだ。

ブロアーやOAブラシで各車を丁寧に清掃した。妻には子供みたいなガラクタ、さっさと捨てろと怒られたが、せっかく長年集めてきた世界の名車コレクション、いずれ何らかの形で(名車博物館?)皆様にも詳細にお見せしたいものである。

2017年11月10日金曜日

名前だけは精悍な景品ラジヘリ「龍雅」は飛ばなかった

先般のダイハツの軽自動車をゲットする際にお店の人から、「クレーンアームの「く」の折れているところに○マークがありますが、アームはこの下に降りるので、そこで狙ってください」と教えてもらい、2千円くらいスったが、それでもコツを掴んだので、もう1つ挑戦してみようと思った。

あれこれ見ているとラジコンヘリがあった。実はドローンは持っていないが、ラジコンヘリは歴代何台か持っているほど好きなので、これを狙ってみた。

何度か掛かったが、4回くらいでヘリコプターはどすんと落ちてきてゲットできた。アキハバラ風店員さんがアニメ声で「おめでとうございまーす」と言って箱を吊っていたゴムを回収していった。

見た目はなかなか精悍だが、中身はかなりポンコツであった。


裏面はマニュアルになっている。赤外線通信のようでなかなか好感が持てる。

本体の下にコントローラーが格納されている。

ヘリコプター本体は4枚羽根で、俺が過去に買ったものと比べても何ら遜色はない。なかなか期待が持てる。

バンド切り替えもでき、また微妙なコントロールにも耐え、本体への充電テーブルも持つコントローラー。俺の他のラジコンヘリに使えないものかいずれ実験してみたい。

必要な電池は6本。ヘリコプター本体には充電池があり、1回の充電で15〜20分くらいは飛行できる。

コントローラーの端子から充電する。

30分後に充電が完了した。さっそく飛ばしてみる。赤いランプが否が応でも期待を高めてくれる。



何だか不安定で全然まっすぐ飛ばない。トリムで左右の調整をしてみるが、全然まっすぐ飛ばない。そぉーっと主翼の回転を上げていくが、少し浮き上がると機体が回ってしまう。

よく観察していると、テイルローターが回転していない。ヘリコプターは大きなメインローターで上への浮力を生み出し、そこで生じる横回転をテイルローターで反対向きの力を加えてまっすぐの姿勢を保つものであるが、そちらが動いていないのであれば機体が回ってしまうわけであろう。

テイルローターに回転を伝える部品に異常でもあるのかと思い、機体を調べてみてびっくりした。何とそもそもテイルローターが回転する軸がダミーで回転するものではないのだ。

つまり最初からまともに飛行することを想定した設計になっていないということだ。UFOキャッチャーであっさり取れたラジヘリではあるが、単なるガラクタとしか言いようがない。既存のラジヘリの取れる部品を取ったら捨ててもいいかな。

結局、安いラジコンヘリを買ってしまう。何だか悪循環だ。

UFOキャッチャーでダイハツ・ミラキャンバスをゲット

20代の頃には5千円くらいかけて新宿のゲーセンを廻り、UFOキャッチャーの修行をしていたことがある。

アームのクセの見破り方とか曜日によるセッティングの違いとかを分析して、取れるときはそれなりに取れるようになったが、あいにく配偶者がヌイグルミ嫌いなので、その後たまにしかやらなくなった。

ある日、所用で千葉に行くことになり、海ほたるで休憩した。ゲーセンがあったので、ついフラフラと入ってしまう。目の前で娘にうんちくを垂れつつゲットした人がいた。

ここのは取れるセッティングだと分かったので、ちょっとやってみようと悪い虫に囁かれてしまう。

歩き回って色々見ていると、ダイハツ・ムーブキャンバスのラジコンを発見した。ミニカーを多数収集するほどの車好きであるのと、軽自動車のラジコンというのも珍しいなあと思いつつ、財布に小銭があったので、ついやってしまう。

落ちそうで落ちないので千円以上使ってしまったのは遺憾であったが、お店のお姉さんが近づいてきて教えてくれたりして軽自動車はどん、と落ちてきた。
(ゴムボールの上にプラスチックの小さな平板が乗っかっているタイプだが、短いところをアームで押し出すようにしろと言われた。他のゲーセンでも教えてくれたり最近は甘いのがトレンドか)。


所用が済んで帰宅し、さっそく試走させてみる。

ミラーやピラーなど細部が再現されているのは可愛いが、塗装自体はやや粗い。

コントローラーはプロポ風だが、もちろんオン、オフだけど細かいコントロールはできないが、気分だけは本格的だ。

後ろから見たところ。

ネジで固定された蓋を外して、電池を入れる。本体は単三電池4本、コントローラーは電池2本である。安い本体にふさわしく100円ショップの電池を入れる。

前進時はヘッドライトが点灯する。

バックのときはブレーキランプが点灯する。バックランプではない。「ちーがーうーだーろー (c) Mayuko. T」と突っ込みたくなるが、まあ何もないよりは可愛いだろうし、幼子は喜ぶだろう。

ということで、俺のフェラーリやらランボルギーニが並ぶ中に、なぜか軽自動車が鎮座することになった。電池も抜いたし、今後このクルマが走行することはないような気もするが。

2017年11月5日日曜日

自家焙煎コーヒーを試飲する

週半ばにインドネシアのコーヒー豆を自家焙煎したが、3日ほど過ぎ、そろそろ飲み頃だろうと豆を挽く。


手動のコーヒーミルも持っているが、まだ少し生焼けの豆があり、手で挽くと硬いので、電動ミルで一気で挽く。味がしっかり出るよう、少し細かめに挽く。

3千円でお釣りが来る安物のコーヒーミルだが、蓋が透明な強化プラスチックなので、しっかり豆を見ながらいったん15秒くらい挽き、さらに、それなりの細かい粒になるようにもう7秒ほど挽いた。見た目はいい感じだ。

焙煎のときも色合いや匂い、ハゼる音を聴き、五感をフルに研ぎ澄ませて作業を進めていた。

さて後はいつものように100円ショップで買った紙フィルターを付けて、コーヒーメーカーで一杯淹れる。風味は飲めないほどではないが、美味いと思うほどでもない。

火が十分に通っていない豆や取り切れていないチャフ(コーヒー豆の薄皮)の影響か、少し生臭さや雑味が残る。ただ飲めないほど酷くはないのが、せめてもの救いだ。

今回は少量しか豆を買っていないが、もう少し安くてクセのないブラジル産やグアテマラ産の豆を使って、また今後とも自家焙煎を続けてみたい。

愛用の中華鍋はチャーハンやらタイ料理やら、オリーブオイルにニンニク入れてイタリアンにしたり、臭いものばかりに使っていて、コーヒー焙煎に使えるものでないかもしれないが。。。


2017年11月3日金曜日

愛用の中華鍋でコーヒーを焙煎してみた

コーヒー中毒なので、蕎麦打ちに続くチャレンジとしてコーヒー焙煎を自分でやるのが夢であった。しかし心理的に敷居が高く、というか豆を無駄にする可能性が高いし失敗した不味いコーヒーを飲むのもイヤで、なかなか踏ん切りが付かずにいた。

しかし先日地元の自家焙煎のコーヒーショップでハロウィンスペシャルという豆を買ったが、何だかあまり旨みや深みの感じられない豆で(これなら自分でも研究すれば行けるのではないか)と思った。もちろんあれこれ試行錯誤する世界であることは分かっているつもりだが。

ということで、前にAmazonで蕎麦粉を買ってあまりの風味のなさに愕然としたことがあるが(あまりに風味がなさ過ぎて、ガレットさえ作る気にならなかった)、もう一度勇気を出してあれこれAmazonで検索してみた。

今考えても理由が思い出せないのだが(昨夜の夕飯の内容さえ覚えていないが)、何を血迷ったかインドネシアの豆を選んでしまった。おそらく東南アジアの街角で老爺がでかい鉄鍋で大量のコーヒー豆を煎っているような映像の印象が強いからだろう。


インドネシアのマンダリンはアイスコーヒーで美味かった記憶があるが、ややクセがあるような気がした。冷静に考えると、ブラジルとかコロンビアなどポピュラーなエリアの豆の方が癖がないので、最初はいいような気がした。

今後、何度も試行錯誤を繰り返して経験値を積むしかないとは思うが、まずはやってみようと、台風の過ぎたやや肌寒い晴れた日にやってみた。

匂いが篭るので、窓は全開、換気扇を回しつつ、中華鍋を取り出し加熱する。

まず豆を150gほどザルに取って水でゴシゴシ洗う。チャフと呼ばれる薄皮やゴミが混じっていないか等見ながら、洗浄を進める。お湯で洗うといいという記載もどこかで見たが、次回試してみたい。

ザルを振って水を切り、中華鍋に豆をぶっ込む。

熱が均等に行き渡るよう、大型の木べらで適宜かき混ぜる。まずは水気を飛ばして乾燥させる。

 1分すぎると、かなり水気が飛んできた。あまりに形が悪い豆、小さい豆は適宜手を突っ込んで取り除く。最初の水洗いでゴシゴシ流して置いたためかチャフ(豆の薄皮)はあまり出ない(一応終わったら、マキタのハンディクリーナーで掃除するつもり)。

以降、自分の研究記録も兼ね、豆の様子を1分毎に記録していく。

3分:
 4分:
ところどころ「パチ」とハゼる音がしてきた。

 5分:
もう少しコンスタントにパチパチという音が出てくる。しかしながらガス台の安全装置が働いてしまい、勝手に弱火になってしまう。思ったように加熱できないかもしれない。一部の先人がイワタニのカセットコンロを使っている理由が少し分かった。

6分:
かなり熱くなってきた。硬くて火の通りが良くない豆を指で取り分けるが、熱くて天ぷら職人になった気分だ。

7分:
一部の豆はもう真っ黒だが、火の通っていない豆もまだかなり残っている。
 8分:
 9分:
 10分:
見た目はかなり火が通ってきたように見える。パチパチハゼる音もコンスタントに聞こえる。

11分:
また途中で弱火になってしまったので、コンロは止めてもしばらくはかき混ぜつつ鉄鍋の余熱で追加の熱を加える。

まだ白っぽい豆も散見されるが、かなり焼け焦げた匂いが強くなってきたので、ここで別の耐熱皿に開ける。もし火入れが足りなければ後で電子レンジとかで追加加熱してみようと思う。

普通は外気に当てて団扇で扇いだりしてじっくり冷却するようだが、ふと思い付いて袋に詰めて冷凍庫にぶっ込んでみた。3日寝かせて飲み頃というので、3日後に飲んでみる。

焙煎直後で何とも香ばしい匂いがする。近所迷惑かもしれないが、あと1時間くらい換気扇を回しておくことにする。