2015年3月30日月曜日

ポルシェの4Tハードディスク(La Cie)

小学校高学年の頃にスーパーカーブームがあったため、いまだに当時のフェラーリだランボルギーニだポルシェだと騒いでいるが、先日ふと衝動的にどうしてもポルシェが欲しくなり、へそくり+ローンで100万円台のボクスターにせめて1年くらいでも乗りたいと思った。

で、安いポルシェを買っても大丈夫と書かれている購買ガイドを買ってみた。ところが、読んでいると、やれオイルは頻繁に換えろまではいいが、オイルが多少漏れるのは想定内だの、交換部品が高いの、カムシャフトのベアリングがイカれるとかメンテナンスフリーの国産車に慣れた身には、何だか生命の危機さえ感じるような話ばかり書いてある。どこが大丈夫なんだろうか? 

昔のしょっちゅう壊れる世界から比べれば、夢のような信頼性なのかもしれないが、国産車から比べると、何だかクラシックカーのような感覚さえ覚える。

ということですっかり気分も萎んでしまったが、この物欲をどこに持っていこうか、またポルシェの1/18ミニカーでも買うかとか考えていると、La Cieのハードディスクで4Tバイトモデルがポルシェデザインであることを発見した。単にポルシェでAmazonを検索していたら、ヒットしただけだし、他の容量のモデルの筐体と大きく変わるものでもない。

とはいえ、4Tで約16,000円ちょっと、2Tだと1万円ちょっとで、破格の安さである。2Tでもバックアップ目的には十分かと思ったが、4T未満のモデルは見た目は分からないが、ロゴを見るとポルシェデザインではなさそうだ。

それではポルシェで溜まった物欲のケガレを祓うことはできないと思い、ミソギをするにはポルシェという名前が必要だということと、どうせ今大きいのを買っておけば、向こう5年くらいは不自由しないだろうと思い直し、4Tでポチってしまった。

箱はフラストレーション・フリー・パッケージということで、シンプルな小型のダンボールである。まあ、どうせ動作確認したら箱は捨てるようにしているので、これで値段が抑えられるなら全然文句ない。近隣の家電量販店では、この値段で3T、ヘタすれば2Tしか買えないのだから、これでも上等である。

ということで、2日後に大きくもない地味な箱が届いた。ヒトラーの命令で、かの名車フォルクスワーゲン・ビートル(いまの似ても似つかないFF車ではない方)を理想の車として設計した質実剛健なフェルディナント・ポルシェ博士の精神にも合っている、ような気がした。

箱を開けるとHDD本体、ACアダプター、USBケーブルが入っていた。何だかACアダプターの模様がお洒落なのと、USBケーブルのHDD筐体側のアダプター形状が妙なのはちょっと注意。普通のメーカーと違って純粋なUSB規格でないので、このケーブルをなくさないようにしないと。

さっそくディスクをWindows7をインストールしたMacBook Proにつないでみる。2つのパーティションが用意されており、3.9Tバイトのメインの領域はNTFSで、32GバイトのユーティリティエリアはFAT32でフォーマットされている。

後者にはLaCieユーティリティというソフトがプレインストールされていて、Windows用のフォーマットソフトやバックアップソフトが入っていた。

映像系など容量の大きなデータをバックアップしてみた。500Gほどあったが、まだ3.4Tバイトも余っている。何だかつい3年前に2Tで喜んでいたのが夢のようだ。


ということで、まだBuffaloの2Tバイトの外付HDDにも余りがあるような状況だが、USB3.0に対応したこと、うちのメインPCとサブPCとその前のオールドPCのデータを全部入れてもまだ余りが出るというのは安心だ。

とはいえ、よく見返してみると、必要なデータだけでなく不必要なデータも多い。大きなディスクを買って全部バックアップするのでなく、不必要なデータの断捨離も進めていかなければと思う。

2015年3月15日日曜日

WiMaxでやられ、GMOサービスには二度と入らないと誓った日

価格.com経由でGMOの得々何とか、というサービスで一番安かったGMOのWiMaxに加入した。しかしキャンペーンの条件をうっかり外してしまい、結果的に定価で買ったことになってしまった。

キャンペーンは自動で処理されるわけでなく、加入から11ヶ月目にメールが来て、それを受け取ってから僅かな期間に手続きをしないと、権利を失うという、かなりきつい条件が付いている。

加入時に送られてきた案内レターには、「口座確認のお知らせ」というメールが行く、とあったが、来ていたのはただの「GMOからのお知らせ」という、見逃しやすいメールであった。そもそも他に使い道のないメアドで、時々しかチェックしていなかったという落ち度もあった。

さらに騙されたのは、最初のキャンペーン案内の説明書には、「通知メールの翌々月の末日」とあったが、実際は1月にメールが来て、締め切りがが2月末だったので、翌月の末日である。この点については、先方のミスなので抗議したいと思っている。まあオペレーターに平謝りされるだけだと思うが。

しかしキャンペーンは逃すわ、このまま腹立ちまぎれに解約すれば、違約金は取られるわで、向こうにとってはコールセンターのオペレーターがストレスを感じる程度で、きっちり当該顧客(俺は元顧客になる予定だが)からの収支はプラスになるので、どっちに転んでも構わないという、見事なビジネスモデルである。

ついでに投資でもGMO証券をバックアップ用に契約していたが、こちらも解約することにして、GMOグループとの縁は一切切ることにしたが、俺一人がどうなろうとまあ向こうには関係ないことだが。

あと、この手のサービスに入るときは、ネットで評判とかをきちんと調べておくのは鉄則であろう。日頃、情弱ビジネスとか偉そうに言っていて、何のことはない、自分が悪徳業者の養分になってしまった情けないイベントであった。

ちょうど昨日のBS「シャーロック・ホームズ」で貴族への強請を生業としている男をどう成敗するかという、ホームズとしては珍しくあまり知恵を使わないエピソードがあり、最後は昔に破滅させた貴族の老婦人に撃ち殺されるというオチだった。

俺としても、老婦人ではないが、同じ被害者を産まないために、目先の安さに騙されて、トラップにはまらないようにこの記録を残しておくことにする。

まあここの会社のサービスを一生使うつもりであれば、もう少し違う考え方もあるんだろうけど。

2015年3月7日土曜日

MacBook Airのバッテリーを大容量の新品に交換する

まだ200回を超えた程度だが、2008年の2代目MacBook Airのバッテリーも使用年数が7年目を迎えて、けっこう電池の減りが早くなってきたような気がする。


ということで、あれこれ調べていたら、1万円くらいするApple純正バッテリーがあったが、1万円以上するのには参った。それでも他に調べていたらサードパーティ製バッテリーが数種類あった。

利用者の評価とか見て、とりあえず日本の業者がいいかと思い、Rowa Japanの互換バッテリーを選んだ。値段は送料込みで5,580円。純正の半分ちょっとだ。まあいい買い物だろう。

互換性リストには俺のMacBook Airの型番「A1304」は出ていなかったが、とりあえず初代から3代目くらいまで古いMacBook Airは全部純正品でいうとA1245というバッテリーに対応しているので、問題ないだろう。


注文して2日、ちょうど土曜の午前中にちょっとしたラップトップPCくらいの箱に入って、バッテリーが届いた。

箱を開けると、黒いスポンジの間に、厚さ5mmくらいの薄型バッテリーが鎮座していた。どうせ中華製という意味ではどの製品も同じだし、そもそも2008年の純正より、技術が進歩した今のサードパーティ製の方が性能が高いはず。

箱から取り出した。重さは300g以下。ずいぶんコンパクトだ。

ということで、いちおう部屋の中にある金属に手を触れて俺の全身の静電気を逃し、それから小型のプラスドライバーを使ってMacBook Air本体の裏のネジを外す。

ネジは上のヒンジに近いところは、長いネジ、中くらいのネジ、短いネジがあり、ややこしい。あとで締め直すときにわからなくなると困るので、外したままの形で配置しておくとよい。ちなみにこの時点ですでにネジが2個足りなかった。どこへ行ったんだ?


ネジを全部外したら、裏ブタを取り外す。基板とバッテリー、1年前に換えたSSDが見える。冷却ファンでけっこうホコリっぽいので、この機会にブロアーとか使って清掃しておく。

バッテリーをボディに接続しているネジを小型ドライバーで取り去り、古いバッテリーを取り外す。一部のネジが硬くて参ったが、ネジの溝を潰さないように注意深く、それでもしっかりと回し、何とか取ることができた。


新しいバッテリーを置くだいたいの設置位置が決まったら、まずはコネクタを挿す。後からがいいのかもしれないが、この手の作業をしているとケーブルの長さがぎりぎりで大変なことがあるので、作業に差し支えがなさそうなので、まずつないでしまった。

次に本体とバッテリーのネジ穴の位置を合わせて、しっかりはめ込む。

位置が決まったらネジを付けていく。以下の写真の3本だけは長さが違うので注意。それ以外は短いもの。

脇の方とかしっかり押し込んでおかないと、短いネジがネジ穴に届かないので注意。しばらく気づかずにネジを回し続けてしまった。

ネジを全部締めたところ。これでOKなので、あとは裏ブタのツメを本体に引っ掛けつつ、裏ブタを締める。最後にネジを締めるときは順番に締めるのでなく、まずは左下 → 右上 → 左上 → 右下、というように上下左右を交互に締める。

まずは全体のネジを7~8割くらい仮締めしたところで、いったんACアダプターをつながずにMacOS Xで起動した。無事にシステムが起動した。

これで動作確認できたので、いったんシステムをシャットダウンして、裏返し、仮締めしていたネジを最後までしっかり締める。2つ足りないが、そのうち出てきたら付けることにする。

システム情報から見ると、容量が5800mAhに増えていた。これで新しくなった分と容量アップの分で1時間半くらいだった駆動時間が3時間くらいになってくれないかなあと思っている。