2019年8月17日土曜日

意外に作りのいいMaison(メイソン)のP-90搭載のゴールドトップ・レスポールをゲット

近隣のリサイクルショップを見ていると、何とゴールドトップでGibsonの旧型のシングルコイルピックアップP-90搭載の1956年型レスポールが家具や家電に交じってぽつんと展示されていました。値段は9,800円です。

ヘッドを見るとMaisonとありました。たまにネット通販などで見掛ける初心者向けの中国製ギターです。

何でも激安中華ギターのトップブランド(?)ともいえるPhotogenicと同じ工場で製造されている同じ製品だといわれています。


ピックアップはP-90タイプ

今は2つのバーが並んで相互にノイズを打ち消す構造を持ち、太めのサウンドを産み出すハムバッカーが主流のレスポールですが、初期のレスポールはP-90と呼ばれる、この白いカバーのシングルコイルピックアップを積んでいました。

Amazonとかで検索すると分かりますが、1つ千円以下で買えるパーツが並んでいますので、安いP-90コピーとは思いますが。

もともとシングルコイルピックアップは、以下のようなFenderのギターで使われていましたが、P-90は太いコイルを持ち、軽めの抜けの良い音でありながらFender系のギターより腰のある粘っこいサウンドが出るように思います。


もちろん音色はピックアップだけで決まるものでなく、重いメイプルやマホガニー材を組み合わせたレスポールのボディとも関係があるはずですが。

MaisonのCUSTOMモデルなのか

ネットでMaisonの安いレスポールを探すと、ヘッドにあるロゴは「Maison」だけですが、このギターにはMaisonロゴの下に「CUSTOM Series」という文字が入っています。

実際に国内から海外までネットで調べてみましたが、P-90搭載モデルもCUSTOM Seriesというラインナップも見つかりませんでした。

ごく一部の時期だけに企画されて小ロットだけ製造されたモデルではないかと思います。

ある意味貴重品ではないかと思いました。

Gibsonオリジナルの1956レスポールとの違い

さて実際に、店先にあるギターを試奏させてもらいました。

まず中古品にしては傷がほとんどありません。ヘッドの打痕、ボディ裏のベルトバックルの傷など、大抵の中古ギターで1つや2つはあるものですが、全くありません。

次にオリジナル1956レスポールでは、ボディの裏が赤系の透過色で木目が見えますが、このMaisonは真っ黒で木目は見えません。

裏から見ると、ブラックのレスポールに見えます。

ネック自体はやや太い感じがします。

オリジナルの1956モデルを弾いたことがないのでサイズまで精密にコピーしているのか分かりませんが、やや太めの方がジャズのコードが押さえやすいし、ネックも反りにくいので全然OKです。
もう1つ違うのは、通常のレスポールモデルは、指板の両脇にはバインディングと呼ばれるサイドの縁取り加工がされていますが、このMaisonはボディにはバインディングがあるものの、指板の両脇には何も加工はされていません、

とはいえ安ギターにありがちなネック裏の無塗装とかはなく、ブラックでしっかり塗装もされているので、手触りは問題ありません。

また私がギターを買うときに重視しているフレット両端も、適度に仕上げてあってザラつきやバリによる引っ掛かりもなく、滑らかにフィンガリングできます。

これで1万円未満なら買いでしょう、と思い、お買い上げとなりました。

いちおうぺらぺらのソフトケースが付いていたので、ソフトケースに入れてもらい、担いで家に帰っていきました。

サウンドはP-90の音

さっそく家で小型の練習用アンプにつなぎ、電気音で弾いてみました。

まずはジャズ風にフロントピックアップでトーンを絞って、クリーントーンで弾いてみます。

軽快で、それでいて意外に輪郭のはっきりしたP-90の音が鳴っていました。

もちろん、本家と全く同じではないですが、YouTubeでオールドやリバイバルのP-90搭載レスポールの音と聴き比べてみましたが、価格差30倍とは思えない程度に、けっこう頑張っています。

次にリアピックアップでアンプのオーバードライブをONにしてみます。

これはこれでイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」とかドゥービー・ブラザースとかの昔の西海外ロックのような音がします。

レスポールタイプなので、ちょっと重たいのがつらいですが、真空管アンプにつないだり、エフェクターをかませたり、いろいろいじり倒してみたいと思います。

<2019/8/18追記>


Gibson Les Paul STUDIO 60's tributeと同じなのか?

Facebookに「バインディングがないのと裏地が黒いのは、オリジナルと違う」と写真をアップしていたら、詳しい人から「Gibson Les Paul STUDIO 60's tributeに同じデザインのものがある」と教えてもらいました。

確かにネットやYouTubeで見てみると、廉価モデルのLes Paul STUDIOにはネック脇のバインディングがなく、またボディやネックの裏地もダークバック(Darkback)と呼ばれる仕様で黒く塗られていました。

https://www.youtube.com/watch?v=1WxwFKhIhoo

とはいえ、このMaisonはボディの枠だけはバインディングがなされていて、ここだけはLes Paul STANDARDと同じです。結局、どれでもない独自の構成ではないかと思っています。続報があれば、また追記したいと思います。

2019年2月24日日曜日

激安SGM 2014は作りはシンプルだがGibsonの音だ

Aria Pro II PE-R80、Squireストラトキャスター(昔のフジゲン製と思われる)と2本のソリッドギターを持っていますが、だんだん重たくなってきました。

特にPE-R80は音は最高にいいのですが、固いメイプル材のボディは4kgを超える重さで、立って演奏すると肩が痛くなるほどです。

ということで、軽くて弾きやすいソリッドギターもあれば、と思っていましたが、最近投げ売りされていたGibson SGM 2014というソリッドギターを買ってしまいました。

バーゲン価格5万円、ポイント還元が何と11,000点というキャンペーンのタイミングで買い、実質4万円弱で(エントリーモデルといえ)憧れのGibsonをゲットできたのです。

薄くて軽い

Gibsonのロゴの入った台形のソフトケースから取り出します。

シェイプは、あの伝統のSGです。驚いたのはボディが薄いことと両側のカットで22フレットくらいまでストレスなく運指できる弾きやすさ。なるほど地味ですが、根強いファンがいることが分かります。

ちなみに入門モデルですが、最近のSGらしく何と24フレットまであります。

GibsonはフルスケールのFenderストラトキャスターなどより弦長が短いミドルスケールのギターのため実際は23、24フレットは間隔が狭くてちょっと弾きにくいですが、2オクターブあるのは何気にいいです。

ピックアップはGibsonでは標準的なハムバッカー2本です。humbucker '61 Zebraという白黒のゼブラ(シマウマ)デザインで、61年の初期型SGを目指した音づくりのようです。

いつも気にするネックの両端のフレットの仕上げはちょっと粗いのはエントリーモデルらしいですが、フレットの金属自体が滑らかな仕上げで運指はしやすいです。

1~2万円の中華ギターだと、デコボコで指先が擦り切れそうになりますが、そういう感じではありません。

高級ギターのようなウレタンやラッカーのような表面仕上げはなく、安いギターらしく木の手触りが素朴に楽しめます。

SGのスタイルは好みが分かれるかもしれませんが、薄くて軽いのはもちろん、ボディ両サイドのカットがあり、ハイフレットまで楽に弾けます。演奏性の高さはこれまで弾いた中でもダントツにいいです。

1つ意外なのは、ミディアムスケールの小ぶりなギターなので、ブリッジに右手を乗せて右手で低音弦をミュートしながらピッキングすると、ちょうどピックがフロントピックアップのところに来てしまうので、手の大きい人には少し窮屈に感じるかもしれません。

指板の12フレットのところには、Gibson 120周年記念を表す「120th Anniversary」の文字が入っていました。

Gibsonの検品票が入っており、オクターブOKとかチェックされていましたが、さすがに4年も倉庫に入っていたせいかセッティングは甘くなっており、オクターブや弦高の再調整は必要でした。

ネックは国産ギターに比べて太くて厚いので、素人目ですが特に反ったりはしていないようです。

自動チューナーはウルトラ便利

またヘッドには自動でチューニングしてくれるE-Tuneが付いており、電源ボタンを入れて6弦から1弦までじゃらーんと鳴らすと、モーターがウィーンと回り、弦をチューニングしてくれます。

チューニングが合うと、赤色だったLEDが緑色になります。

チューニングが合わない弦だけ残ってその弦だけLEDが赤色のまま点滅しますが、もう一度、その弦だけ鳴らすと、その弦だけ自動でチューニングされ、全弦音が合うと、そのまま電源が自動オフになります。

付属のACアダプターで充電すれば、80回は使えるようです。だんだんバッテリがーヘタってくるとはいえ、1回の充電で1ヶ月くらいは行けそうです。

クリップチューナー不要で、これはかなり楽チンです。

オープンGとか変則チューニングにも対応していますが、基本使わないのでマニュアルはそれ以上は読んでいません。

音はまぎれもなくGibsonの音

それでは長年使っているFender Sidekick Reverb 15アンプにつないで鳴らしてみます。

最近はジャズギターを練習しているので、まずクリーントーンでフロントピックアップだけで鳴らしてみます。トーンを絞って1くらいにしてみます。


とてもきれいでクセのない、それでいて意外にコシのある音がします。実際の1961年型SGの音は知りませんが、エントリーモデルといえどもさすがGibsonと思わされる音です。

ハードロックに向いていると思われるSGですが、クリーントーンでボサノバのアルペジオやジャズの5度抜きのコードフォームで弾いても、全く違和感ありません。

最近のYouTubeのビデオで日本人ジャズギタリストの大御所・川崎燎先生がSGを弾いていましたが、何となく分かるような気がしました。

https://www.youtube.com/watch?v=037zSpZPJiA

クランチさせる

GAINは9、VOLUMEも9、MASTER VOLUMEは5くらいで鳴らし、リアピックアップで歪ませてみます。

かなり気持ちよくクランチしてきます。ハードロック、ブルースの音です。まさに70年や80年の20世紀のロックで聴ける、Gibsonの音といえます。

当時のロックではストラトキャスターもよく使われているはずですが、シングルコイルのやや線の細い音に比べると、やはりコシのあるGibsonのハムバッカーの音が出ます。

大人し目の小型Fenderトランジスタアンプなのでこんなものでしょうが、Marshallなどの真空管アンプでGAINやボリュームを上げたり、オーバードライブなどのエフェクターをつなげば、もっと気持ちよくドライブしそうです。

特にすごい個性を持ったギターというわけでもないですが、軽くてローポジションからハイポジまで弾きやすい点、オールマイティでバランスが取れている点、クリーンから歪ませまでどんなサウンドメイクにも対応できる点で、万人向けであるし、幅広いジャンルに対応する必要があるスタジオミュージシャンが選びそうなギターだと思っています。

今回の特売で在庫が捌けたのか、もうネット通販を見ても出てこなくなりましたが、本国でも1,000ドルしない普及版モデルとはいえGibson SGという歴史的ギターのエッセンスが手軽に味わえるいいギターだと感じました。


2018年9月21日金曜日

【レビュー】150cmの激安ロッドケースLixada 150cmはかなりコスパよし

最近はシマノの270cmのシーバスロッド、ルアーマチックS90ML、コスパの良さで隠れた人気のある4-450cmのプロマリン・プロフィット遠投サビキ(カーボン65%)、さらにグラスファイバー100%ながら頑丈で使いやすい900円でゲットしたバスロッド(180cm)、プロマリン・バスレンジャーを使い分けています。

<関連記事>
シマノのルアーロッドを折ってしまったが部品だけ取り寄せて修理した話
カーボン65%のプロマリン プロフィット遠投サビキセットを東扇島西公園で使ってみた
900円激安バスロッド(プロマリン・バスレンジャー)でジグヘッドを使ってアジングができる?

ところが毎回、裸のまま車のトランクに突っ込み、ガバッと掴んで釣り場に持っていくのですが、輸送面でも保管面でもよろしくないなあと思っておりました。

ということでロッドケースを買おうと思ったのですが、どれを買えばいいのか悩みました。

一番の問題はもっとも酷使しているシマノ・ルアーマチック90MLが仕舞寸法141cmでかなり長いです。

言い換えると、140cmのロッドケースでは無理なので、次の150cm以上のケースでないと完全に収まらないということです。

あれこれ探しましたが、やや品質にバラツキはあるようですが、使い勝手はいいようだし、Amazon最安値(1,799円)、というか主要ネット通販サイトを調べた中で圧倒的に最安値だった中国のアウトドアグッズメーカーと思われるLixada(リクサダまたはリクサーダと読むかと思います)の150cmロッドケースを買うことにしました。



翌日にはもう届いたのは、さすがAmazonお急ぎ便と言うべきか。よく考えると別にすぐ釣りに行く用事もないので、ドライバーさんの負担を考えると普通便でよかったかも知れません。

ダンボールを開けると、いかにも大陸から来たような白いビニールが出てきました。


さらに2つ折りになった袋が出てきました。


ビニールを伸ばすと、中には2つ折りになったケースがありました。


と言うことで、袋から出して広げてみます。

150cmということで、なかなか長いです。しかもご丁寧にケースの脇に「150CM」と書いてあります。分かりやすくていいと思うか、何だか恥ずかしいと思うか意見が分かれそうですが、うちはほぼ自動車移動なんであまり気になりません。

イヤならDAIWAか何かのステッカーかバンダナでも巻いておくといいかも知れません。



わりと頑丈そうな防水の布で作られています。420Dオックスフォードという防水性と耐久性に優れたアウトドア用品に使われる素材のようです。

自分の趣味でいうと、1万円台のエレキギターを買うと付いてくるソフトケースの素材のような感触です。

それでも、手持ちのハンドルとロゴの反対側には肩掛け用のショルダーストラップも付いているので、釣行には便利そうです。

またロゴの下はサイドポケットになっていて、仕掛けとか小物がしっかり入りそうです。



実際に270cmのルアーマチックを収めてみた

実際に継ぎ手を外したシマノ・ルアーマチックS90MLを持ってきました。

外した寸法は141cmです。また持ち運びを想定してリールも付けてみました。



ロッドを収納してファスナーを閉めました。リールを付けたままでも余裕で、無理して押し込んだりしなくても大丈夫です。

ただし本来は150cm - 141cmで9cm程度の余裕があるはずですが、実際は数cmしか余裕がなく、仕舞って146cm以内のロッドが無難な感じがしました。



実はこの値段でこれは凄いと思ったのが、ケースの中は左右2つのスペースに分かれていて、それぞれにファスナーがあります。

つまりロッドを2本別々に入れることができるわけです。サイズもゆったりしているので、中でぶつかるのを気にしなければ3本でも入りそうです。

管理人は車で釣行することが多いのでこれで全然満足ですが、以下の注意は必要かも知れません。

1、本数

電車の場合はロッドは2本、できるだけ身軽にするためにできれば1本にするのがいいでしょう。前述のように中が2つに分かれているので重くなければ2本持ちも余裕です。

2、ファスナー

管理人のところに来た製品は特に良好に動いていますが、レビューなどを見るとファスナーの噛み合わせが抜けたりしたというコメントがありますし、管理人のギターケースでも雑に扱うとファスナーが周囲の布生地を食ってしまい、それでうまく噛まなくなることがありました。

ファスナーも安いもので布もわりと薄いので、開け閉めするときは注意して丁寧にファスナーを合わせるようにしないと、布を食ってしまい、ファスナーの開閉がおかしくなることも十分考えられます。

長く使うためには、ファスナーの丁寧な開閉を心がけてください。

3、硬い素材でのロッドの保護

これはソフトケースなのでやむを得ませんが、強い素材とはいえあくまで布製なので、外から衝撃が加わるとロッドが損傷したり、最悪の場合は折れてしまうリスクがあります。

これを防ぐためには、たとえば折れやすいロッドの先端に近い部分に、100円ショップで細長い円筒型の書類入れ(賞状を入れるようなもの)を買ってきて、穂先はその円筒の中に収めるようするといいのではないかと思っています。

まとめ

ということで本当に安いソフトケースですが、この価格でこれだけの作りであれば十分使えるものだと思います。

上でまとめたように、安い素材なので、壁など硬いものにぶつけないように取り回しに注意したり、ファスナーの開閉で布地を食わないように注意するなど、それなりに配慮して使えば、抜群のコスパではないかと思います。

あとは3、で考察したように、何か円筒状の部品を100円ショップで探してきて、穂先を保護できるように補強するとより完璧だといえそうです。ぴったりそうな部品を見つけたらぜひやってみて、結果はご報告したいと思います。



2018年6月16日土曜日

1000円のラウンドワウンド弦ROTOSOUND RS-200を試してみる

先日ゲットしたIbanez SF301 VNについて、安売り楽器店のchuya onlineが提供するFOEHNという安い弦を使ってみました。

<過去記事>
最近登場してきた安いフラットワウンド弦 FOEHN FLSE-1150を試しにIbanez SF-301に張ってみた

ところがさすがに3ヶ月以上使ったせいもあるのか、先日チューニング中に1弦がぷつんと切れてしまいました。

別に1弦を本来の音程のEより上に巻き過ぎた訳ではないのですが。

何だかなあと思いつつ、この機会に前回こちらの FOEHN FLSE-1150と比較検討対象としたROTOSOUNDのフラットワウンド弦RS-200を試して見ることにしました。



送料無料ということで、メール便で来たため、注文より2日後に届きました。

ROTOSOUND自体はプロでも使っている人がいるくらいで、それなりに評価されているブランドです。



黄色いパッケージを開けてみました。

何と、弦が裸のまま2本1組でぼろん、と出てきました。

あまりの質実剛健というか、男らしさに一瞬、意識が飛んでしまいました。

普通の弦だと1本ずつパッケージに入っていたりするので、ちょっとびっくりです。


しかも同じ色のポールピースが3組なので、これでは弦を違う位置に間違えて張ってしまうのではないかと、ちょっと焦りました。

裏を見ると、1弦と4弦が赤、2弦と4弦が白、3弦と6弦が青という組み合わせでした。

太い弦と細い弦のカップリングなので、これならそそっかしい私でも間違えることはないでしょう。

パッケージの裏側にも、どの色が何の弦か書いていました。



ということで、FOEHNの弦からROTOSOUNDに張り替えました。

触った感触は、D'addarioとかのすべすべに研磨されたフラットワウンド弦と比べると、やや研磨のサンドペーパーの目が粗いような感じです。

これはFOEHNも同じで、触った感じは引き分けです。

ただし、こちらの方がやや長さに余裕があるので、張る作業は少しやりやすかったです。

音質は好みの問題もありますが、こちらの方が落ち着いた音で、個人的には好みです。

まとめ

結論を言うと、手触りの滑らかさや音質面でも一段クオリティが高いので、予算に余裕があるなら、もう600〜700円出して、D'addarioのフラットワウンドを買った方がいいです。

もう1つの理由は、FOEHNでもROTOSOUNDでもフラットワウンド弦の太さは012だけです。

よく使うサイズなのでこれでもいいんですが、D'addarioであれば、011や013も選べます(以下にリンクします)。

012ではきつい人は011を、物足りない人は013でも使えます。


とはいえ、アマチュアが使う分には、ROTOSOUNDもややくぐもったジャズの音が出るので、若干の手触りの粗さが気にくわないのであれば、十分使えるクオリティです。

あとは3ヶ月であっさり切れたFOEHNと比べ、ROTOSOUNDの耐久性はどうか、しばらく張り替えずに使ってみたいと思います。

   

2018年6月15日金曜日

Webで見た大勝軒のまかないチャーシューを作ってみるときは時間は短めに

先日、Webであの名店・大勝軒のまかないチャーシューは実は簡単にできるというレシピ記事を見て、感嘆しました。

ちょっとダジャレになっていますが。

それによると500とか700gくらいの豚のブロック肉を重さの3倍くらいの分量の醤油、醤油の5分の1くらいの酒、そして数切れの生姜と長ネギの青い部分を入れて強火で沸騰させ、沸騰後は弱火で表側30分、裏返して30分、そして味を染み込ませるために10分置く、というものでした。

近隣のOKストアに行ったところ、400gの豚モモのブロックがあったので、それを使い、またスーパーマーケットで特売の醤油1リットルを使い、やってみました。

結論をいうと、けっこうしょっぱい味になってしまいました。

チャーシュー好きの家族が「わー」と食いに来ましたが、しょっぱいと怒り出し、半日ほど妻と口を聞かなかったり、そのうちなぜか私の人間性まで批判されるほどのまずい事態になってしまいました。

少し時間を少なめにした

しかし感じは悪くなかったので、冷蔵庫でタッパーに入れて保存しておいた前回の煮汁(醤油と酒を混合して似た汁)を再利用して、またチャレンジしてみることにしました。



まず、前回の汁(醤油1リットル、日本酒200cc)では少し濃かったようなので、さらに日本酒200ccを足しました。

といってもアルコール分は煮込んでいるところでずいぶんと飛んでいるでしょうから、これでようやくちょうどいい配分かもしれません。



とりあえず煮る時間ももう少し短くてもいいと考え、これまでの表面30分、裏返して30分、そして火を止めて10分置くというのを表面25分、裏20分、火を止めて10分にしました。

また10分置いたらすぐに引き上げて、キッチンペーパーを敷いた皿の上に肉の塊を置いて、周辺の余分な醤油や脂分をペーパーに吸わせました。

こうして出来たのが下の写真です。

実はけっこう美味く出来たので、写真を撮る前に3切れほどツマミ食いしてしまいました。

バランスのいい味に仕上がったと思います。



まとめ

ということで、醤油の良し悪しや肉の量によっても変わるかもしれませんが、安い醤油(しょっぱいのはいいが、あまり旨味はないような・・・)を使うときは、煮る時間は45〜50分、酒は少し多め(醤油に対して3割近く)、キッチンペーパーで周辺の余分な汁は吸い取る、というのがいい配分で仕上げるコツです。

2018年6月13日水曜日

100円ショップ キャンドゥのiPhone/Android充電ケーブルは見つけたら即ゲット

週に1度くらい、隣町のスーパーにある100円ショップ、キャンドゥに行きます。

品揃えは、釣具まで売っているダイソーにはかないませんが、置いてある商品に意外に光る逸品があること、またスマホアクセサリーや文房具、収納器具などで、デザインの格好いいものがあるからです。

そんな中で、これは絶対便利! というアイテムを見つけました。

見た目はたくさん売られているスマホ用充電ケーブルだが

ご存知のように、携帯ケース、画面保護フィルム、充電ケーブル、イヤホン、ホルダーなど、スマホ用グッズは100円ショップの花形商品です。

そんな中に、最近現れたこのパッケージです。

何と、iPhone、スマートフォン(Androidと言いたいのか?)どちらにも使える! というキャッチコピーが見えます。


しかも、2.0A対応ということで、電流の多い大型充電器でタブレット端末の充電にも使えそうです。


実際、うちにもiPhone 3台、iPad 2台あります。

また業界標準のマイクロUSBで充電するタイプの機器についても、Amazon Kindle(Android系)タブレットが各サイズで3台、HPのタブレットWindows 10端末、モバイルルーター2台、さらにBluetoothスピーカーなどあり、充電だけでも相当大変です。

その中で、リール型のケーブルでスペースを節約したり、マイクロUSBにiPhoneのLightning端子に変換するアダプタを付けたり、何だか全部100円ショップのグッズを使っています。

1つの端子でマイクロUSBにもLightningにも差せる
ということで、取っ替え引っ替えするのもなかなか面倒です。

マイクロUSB端子の後ろ側にLightning用端子が

ところが今回の両用の端子には、びっくりしました。


マイクロUSBの端子の口の背面に、小さな電極が数本並んでいて、そこからAppleのLightningコネクタの電流端子に接触するようになっているのです。

確かにLightningコネクタはマイクロUSBとほぼ同じサイズなので、マイクロUSBのオス側コネクタに電極を付ければ、給電できるのでした。

これはコロンブスの卵です。

挿すときに少し慎重にやる必要がありますが、1本で両方の端末を使えるので、今後はこのケーブルだけゲットしておけば、充電が楽になりそうです。

ちなみに先週前半にお試しで1本買いましたが、週の後半には無くなっていました。

今週行ったらまた店頭に会ったので、急いで2本ほど買いました。

1本はクルマに積んで、シガーソケット充電器から使う予定です。

それにしても、個人的意見ですが、Apple製品の、というかiPhone/iPadの独自規格を使ったインタフェースは止めてもらいたいです。

普通のAndroidと同じく、マイクロUSBにしてくれれば、こんな手間もないのに。

自由でオープンな技術で発展してきて、UNIXシステムやオープンソースの優れたソフトウェアを産み出してきたシリコンバレーのデジタル文化に逆行するような気がするのは、私だけでしょうか。

それを打ち破る今回の画期的な新商品。大いに活用して行きたいと思います。

<2018.6.14追記>

なんて書いた直後に、来年発表のモデルから、AppleではLightningでの接続を止めて、より標準的なUSB-Cコネクタに移行するのではないかという記事が出されていました。

もし本当であれば、より使い勝手がよくなるということで、歓迎すべきニュースです。

AppleがついにLightningコネクターに別れを告げて2019年にUSB Type-Cへと移行か?



2018年6月4日月曜日

塩イソメのパワーを江ノ島・片瀬漁港で試したら食いは渋い中ウミタナゴが釣れた

先日作った塩イソメですが、なかなかいい感じで仕上がっています。

<過去記事>
【釣りえさ】余ったイソメはたったの2時間で塩イソメにして再利用しよう

うねうね動く、生き餌にはかなわないかもしれませんが、それなりに使えるとのことで、実際に江ノ島横の片瀬漁港で試してみました。

東京から小田急線を乗り継ぎ、片瀬江の島まで、珍しく電車で行きました。

電車行きのため、2.7mの延べ竿、リール、仕掛け、そして塩イソメと人工アミエビなど、最小限の装備です。

正直、人工アミエビはよほど活性がいい時でないと食いが悪いので、予備といったところです。

駅から10分程度でアクセスはいい片瀬漁港

 歩いて5分程度で国道に出て、橋を茅ヶ崎方面に渡ると、もう片瀬漁港のエリアです。

週末だと朝市とかでにぎわうようですが、平日なんで、わりと人は少ないし、たまにテレビでも紹介される漁協の市場は閉まっていました。

漁港の中は釣りは禁止で、防波堤の先端の方が釣りエリアとして開放されています。

また防波堤の右側(茅ヶ崎側)は、遊歩道やベンチがあり、公園として整備されています。湘南に住んで毎日こんなところを散歩している人はいいなあと思いました。

まずはチョイ投げで

運よく堤防の一番前が陣取れました。

地元の人らしき老爺の釣り師に聞くと、投げでキスとか、サビキでイワシとかいくつか狙い目があるようです。

塩イソメのパワーを試したいので、まずはチョイ投げ仕掛けを作りました。

細いところはカットして、6cmくらいの長さで3本の針にそれぞれセットします。

何と3年くらい前に買いためておいた、ダイソーのチョイ投げ仕掛けがまだ少しストックに残っていたので1パック持っていきました。

当時は何と100円で3本針の仕掛けが4セット入っていました。

今はあまり売っていないし、最近のパッケージは、仕掛けが2セットしか入っていません。

それでも、割安なので、見つけたら買っておくといいと思いますが、最近はチョイ投げの時は5号くらいのオモリにこれまたダイソーのアジ針かチヌ針でブッコミにしているので、なくても大丈夫だったり。

ということで、仕掛けができたので塩イソメを挿して、20mくらい投げて探ります。

足元に少し海藻があるのと、5mくらい先に段差があるくらいで、わりと全体的にフラットな感じです。

何度か投げては引き寄せるを繰り返しましたが、濃いめの塩で生き締めにしたせいか、塩イソメはわりと丈夫で、切れずにつながっています。

昼近い時間ということもあるのかもしれませんが、反応はありません。

周囲で長い遠投をしている面々も、全く渋くて、困っていました。

そのうち、小さい針に反射板を付けた胴付き仕掛けの人が、イワシくらいの小さな魚を釣り上げていました。トリックサビキでしょうか。

あとで聞いたら、カタクチイワシではなく、カマスの幼魚とのことでした。

さすが相模湾。

サビキに切り替える

イワシみたいなサイズの魚がいるなら、サビキに掛かるかもしれない、と考え、慌ててサビキをセットしました。

いつもは、アジ用の集魚剤と混ぜるのですが、今回はサビキ君だけです。

塩サビキのテスト使用ということもあり、2cmくらいに千切って、下の方の針3本にエサを付けます。

上下に揺すったりしていると、ちょこっと反応があり、そのうちアタリが来ました。

さっと合わせて引き上げると、何といつものクサフグでした。

横須賀でも三浦半島(三崎や城ヶ島)でも、たくさんいます。


その後はしばらく反応がありません。

最初はピンクサビキだったのですが、アタリがないときは白いハゲ皮が効くときがあります。

ところが、今日はストックの中にハゲ皮がありませんでした。

(涙)

ということで、今度は色違いの仕掛けがある「ボウズ逃れ」のサビキ針を使ってみました。

こちらも下の方に小さく千切った塩イソメを付けます。

何度か揺すったり、周囲に人がいなかったので、左右に3mずつくらい移動したりしました。

やがてわりと強いアタリが来ました。

引き上げると、15cmくらいのウミタナゴが掛かっていました。


東扇島西公園や横須賀あたりでもわりとウミタナゴは多く、他の魚が渋い時でも、イソメを刺してウキ釣りでもぶっ込みでも、あるいはサビキ針の下の方にイソメを千切って付けておいても、旺盛な食欲で食ってくれるので、かわいい奴らです。

もっとも、その細い口を活かしてフグと並んでエサ取り名人でもあるので、タイミングよく合わせないとエサだけ取られることも多いです。


周囲の食いも渋い中で、塩イソメに食いついてくれて(ボウズのがれのサビキの色とどちらのパワーかは分かりませんが)、とりあえず一安心です。

もう昼近くで、茅ヶ崎側でキス狙いの投げ釣りの人しかいなかったので、比較対象はありませんが、塩イソメについてはまずまずの効果と言っていいかと思います。

ちょっと時間帯もイマイチでしたが、塩イソメはまだ半分残っているので、今度はまた東扇島、若洲、横須賀など、いつものフィールドでも試してみようと思います。