すると、ちょうど湾内を回遊していたシコイワシの群れの中に入ったらしく、エラに針が引っ掛かったイワシが一匹連れた。こうして、俺のルアー釣り初挑戦は何とか小規模な成功を収めたのであった。
しかし、その後、ジグヘッドを投げても軽すぎるのか10mくらいしか飛ばせず、いつものダイソーの10号天秤にこれまたダイソーのチョイ投げ用8号針、2つに千切ったアオイソメを付けて、アジとかキューセン(ベラ)、中型のウミタナゴなどをゲットしていた。それにしても根掛かりが多くて参った。
ということで、ジグヘッドを飛ばすために、軽量のバスロッドかアジング/メバリングロッドでも一つ用意しておきたいと思っていた。まあ腕がヘボなのに高いものを買う気はないが、せっかくなのでSHIMANOとかDAIWAの6千円くらいのものを買うか、それともAmazonとかで出てくる激安メーカーの2,000円前後のものでいいか、けっこう考えていた。
すると、ある日、いまも使っているプロマリンのシリーズでわりと人気のありそうなバスレンジャー602S-MLというモデルが、Amazonで送料込みで918円で1本だけ出ていた。これはきっと俺に買ってくれと言っているに違いない、と思ってポチってしまった。
しかしポチッとしてからふと思い立って、プロマリン製品の企画・販売元の浜田商会のWebサイトを覗いてみると、バスレンジャーは旧モデルのうえ、カーボンは含まれてないグラスファイバーのみのロッドであった。
子供の頃のラジコンのシャーシに剛性の強いグラスファイバーを使用したことと、航空機のボディには東レのカーボンファイバーが使われていることを思い出し、もしかしてもう千円くらい高くても、カーボンファイバー含有のロッドの方がいいかなあと思い、少し冷静になろうと思ってAmazonでキャセルの手続きをした。
しかし俺が双方の繊維素材について考えていた数分間で購入手続きが進んでしまったらしく、もうキャンセルはできません、商品が不要な場合は受け取りを拒否してください、というメッセージが返ってきた。
まあ900円だからいいか、と思い、そのまま使うことにした。
翌日の夕方に、細長いAmazon印のダンボールに入って、何だかダイソーの100円延べ竿みたいなあっさりしたロッドが届いた。
適合する仕掛けの重さは1/16 - 1/4 ozということで、1~7gというところ。1~3gのジグヘッドや3~7gのスプーンやミノーなどにちょうどいいだろう。
もう少し重い18~40gの仕掛けもあるのだが、それについてはとりあえずこれまで使っているチョイ投げ用万能ロッドで何とかなるだろう。
取っ手のところはいちおう木で出来ているのが、バスロッドらしくてよい。材質はコルクなのか、やや柔らかい手触りである。
1gと2gのジグヘッド、5g前後の激安スプーン、7gのミノーが手元にあるので、いずれ実地で試してみたい。
〈追記〉
その後、3~4号の小さいサビキ仕掛けでイワシやサッパ、豆アジやウミタナゴを釣ったり、2~3号の軽い錘にダイソーのアジ用やチヌ用の小さめの針を結び付け、半分にちぎったアオイソメを付けたミニぶっ込み仕掛けでハゼやアイナメ、ウミタナゴやフグ、カワハギを釣り上げたりしたが、特に折れもせずになかなか粘っこく頑張ってくれている。
また5~7gのスプーンを付け、田舎の沼で(大きくはないが)、何度かバスを釣り上げたこともある。
リールは同じくプロマリンの500円リールでどんだけ安いセッティングなんだと思うが、なかなか善戦してくれている。
今度はジグヘッドにワームでアジングやメバリングに挑戦してみたい。
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