2015年10月8日木曜日

GMOを解約してMINEOのau対応SIMを挿したHWD15が異様に遅いのを改善した奇跡

ずっこいGMOを解約してau系のMINEOのSIMを挿して動作を確認したWiFiルーターHWD15だが、快適に使えるような気がしたのだが、通信速度が豪快に遅くて参っている。

学校に行きたくない愚息が朝、玄関で靴を履く光景か、はたまた愉快な仲間たちと牛歩戦術のパフォーマンスに明け暮れている山○太郎議員を思い出すくらいだが、止まってしまうことも多いのがさらに不思議だ。

さらに不思議なのが、もうWiMaxは解約したのに、まだWiMaxアイコンが表示された上でアンテナが3本でも4本でも立つのである。最初は解約したのにWiMaxが使えるならラッキー、とか思ったが、どうもあっちもこっちもつながっていないようなのである。



ネットであれこれ調べていると同じような苦労を味わっている人が散見される。彼らの分析を要約すると、HWD15ではまず優先的にWiMaxを読みに行く → そこで受信できないとLTEを探しに行く → このとき3G回線を探すこともあるのではないか(邪推に近い推測ならいいのだが)、ということである。

ということで、会社からの帰宅時に試してみたが、まず高層ビルの低層階にある俺のオフィスでは入らないことが多いが、使えることもある。

次に地下に入って地下鉄に乗ると、さすがに地下はWiMaxの魔の手が及ばない世界なので、LTEにつながり、快適というほどサクサクではないが、いちおう普通に通信できている。なるほど、同志たちの分析は正しいのだろうか。

やがて乗換駅に近づき、地下鉄が地表に出てくると、確かにWebページの呼び出しに時間が掛かるようになり、やがてタイムアウトでエラーが出てしまった。

おそらく、WiMax2+に優先的につなぎに行くのだが、解約しているので認証に失敗しており、そこで処理がループに入ってしまうので、LTEに切り替わらないのではないかと思う。

もう1つ思い当たるのが、東北の街から離れた寒村にある愚妻の実家での通信状況だ。ここは数年前まで家の中にいるとドコモ以外の携帯電話は途切れることのあるほどの電波エアポケットだったが、夏に帰ったときはauの電波は入りまくりで、「LTE」の表示も鮮やかにそこそこ快適なモバイル通信ができたのであった。

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という状況から鑑み、何とかWiMaxの方をOFFにするか、とにかく影響が出ないようにしたいのだが、本体からの設定ではこの仕様を変えることはできないようだ。しかし、ネットであれこれ調べていると、俺とは逆の立場で、WiMaxの電波が拾えずに困っている人が山ほどいることに気づいた。

彼らが苦し紛れに打つ手の逆をして、俺のHWD15から周囲のWiMaxの電波を遮断してしまえばいいのだ。高周波帯のWiMaxの電波は携帯より障害物に弱いはずだから、何とかなるのではないか、とも思った。

1つのアイデアとして、HWD15本体を絶縁体の箱の中に入れてしまうのはどうかと考えた。さすがに放射能のように鉛の箱に入れてしまうと、LTEさえ入らなくなってしまうが、薄いスチールとかならいいのではないか。

ちょうど手元に金属製のせんべいセットが一式あったので、まずそれを使ってみることにした。

完全にフタをすると電源をどう引くのかという問題が残るが、いちおう昔のターボエンジンのように、一瞬のラグの後、とりあえず通信ができるようになっている。どうやらHWD15がWiMax2+との通信をあきらめ、LTEに切り替えたようだ。残念ながら、箱のなかに入っているので、表示がどうなっているかは見えない。まるで素粒子物理学のような趣きだ。

同じく、今日は職場でスチール製の机の中に入れてみた。何だか反応の鈍い時もあって時々通信できなくなるが、基本的には机の上に置いておいて全然通信できなかった昨日よりは、ずいぶん状況は改善されている。

まあどこまでも高級煎餅の箱を持ち歩くわけにもいかないので、近隣の100円ショップでアルミホイルを買って、電源ケーブルの穴を残してアルミホイルで二重に巻いておくことにした。

まずは完全にアルミ箔で覆ってみた。これだけ見ると、まるでロッテガーナチョコレートみたいで、とても中に電子機器が入っているとは思えない。


しかし、さすがにこれだけ包んでしまうと、完全に電波が遮断されるようで、PCやiPhoneからアクセスポイントとしてHWD15が見えない。こいつはさすがに無縁というか苦界というか、いくら俺のアホ道楽といえ、これには参った。

しかもアルミ箔がHWD15のタッチスクリーンに触れると導電してしまうようで、勝手に設定画面が開いていた。俺が知らないうちに課金されたり、はたまた世界的陰謀に巻き込まれたりしても困るので、HWD15本体とアルミ箔の間に絶縁体を噛ませることにした。


とりあえずこの状態で使うと、電波がつながっている。スピードテストで転送速度を3回測ってみたが、1回めは3Mちょい、2回めはちょっと苦しいようで200K、3回めはまた3Mちょい。

ということで、恐ろしく快適というわけではないし、まだアルミ箔の位置を調整する余地はあるかもしれないが、HWD15に絶縁体の毛布、金属の掛け布団、と重ね、心持ち電波の通る余地を作っておくと、何とかWiMaxを遮断できるようだ。

ただし、この金属の下にいても、どうしても最初はWiMaxの電波を探しに行くようで、ネットにつなぐと1秒くらいの間がある。まあ、これは昔のポルシェ・ターボにでも乗っているものとして諦めて、まずは素直に脱GMO、脱WiMaxが果たせたことを喜びたい。とりあえず持ち運ぶときは封筒に入れて、アルミ箔でくるむことにした。

これで数日使ってみて、もし問題があればまた研究してみたい。

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