2015年10月10日土曜日

760円のBluetoothレシーバーでコードレスのデジタルオーディオライフへ

居間で音楽を聴くときは、これまでもこのブログで報告したBuffaloのBBE内蔵デジタルアンプとYAMAHA NS-BP200に、ステレオミニ規格のケーブルが常時つないであり、そこによっこいしょ、とiPhone 6をつないで音楽を聴いている。

しかしその間はスマホは見られないわ、急に別の曲を聴きたくなったときは、これまたよっこらしょと立ち上がってiPhoneを操作しないといけない。

そんなこんなで、ある日Bluetoothのオーディオレシーバーを付けようと思い立った。いつものようにAmazonに見に行くと、まあよく聞くPC周辺機器メーカーからあれやこれやと出ている。とりあえず2千円ちょいのELECOMの製品を買おうかと思った。



とはいえ、音がいいか悪いかも分からないのに、2千円以上も出せるかよ、と思った。ここはAmazonのジャングルであるのを活かし、「Bluetooth オーディオ」で検索すると、PC世界ではお馴染みのメーカー製から中国の深センあたりで1個50円くらいで売られているのを大量に輸入しています的な不気味な商品まで、あれこれ引っ掛かってきた。

その中でも値段が700円くらいのものは、どうやら中身は皆同じで、品質、音質はそこそこ悪くなさそうなので、その中からもっとも安いところをゲットした。

翌日出荷らしく2日後に、安そうな封筒に入った包が届いた。封筒を開けると以下のような、秋葉原のバッタ屋の店頭でダンボールに入って500円均一とかで売られていそうなパッケージが出てきた。短くて用途がなさそうだが、いちおうオーディオケーブルも入っているのは好感がもてた。

本体はUSBメモリの大きさ。片方は給電用のUSB端子、反対側は音声出力のステレオミニ端子。

さっそくつないでみることにした。USBなのでiPhoneのACアダプターを使うことにする。

ケーブルをつないだので、BBEデジタルアンプの電源を入れる。スピーカーを傷めないように、まずはボリュームはあまり上げないでおく。

次に手元のiPhoneの「設定」アプリを開き、上から3つめの「Bluetooth」の設定を開く。日頃は節電のためBluetooth機能をオフにしているが、今回はオンにする。

おそらく5秒くらいであろうか、メニューにYET-M1と、このオーディオレシーバーの機器のコード名が表示された。

この名称表示のところを指でタップすると、数秒後にはもう「接続済み」の表示が出てきて、あっさり動くようになった。接続が確立すると同時に、女性の声で「Paired」という音声が流れてきて、びびりの愚妻は、「わっ、びっくりした!」と驚いたくらいである。音声はいいのだが、そのとき「ボツっ」と切り替えノイズのような雑音が豪快に入るので、とにかくアンプのスピーカーを最初は小さめにするよう、心掛けたい。


さて肝心の音質だが、もともとオーディオ専用プレーヤーから発展したiPhoneに比べると、やや高音の伸びがないような気がする。ただし悪いというほどでもなく、普通の安いPCやAndroid端末には負けない程度の音質は確保されている。

特にジャズを聴いたりしているが、ベースの音がくっきりと聴こえて、音の粒は揃っているように感じた。

そして、ついに禁断のBBEスイッチをすべてオンにする。LEDがいくつも点いて、何だか小さなBBEアンプがやけに大きく頼もしく見える。野球でいえば桑田真澄投手か石川雅規投手といったところか。低音の輪郭がはっきりして、高音の伸びも明らかにきらびやかになってきている。

まあACアダプターが少し熱をもっているのでつなぎっぱなしにはできないが、iPhoneから無線で音楽をコントロールできるようになったのは、本当によかった。


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