2015年10月18日日曜日

巨大デスクトップPCから手のひらサイズのスティックPCへ置き換える

メインで使っているのは、2年前にSSDに載せ替えた2008年後期型のMacBook Airだが、いちおう書斎の机にはかなり昔のAtomを搭載した自作PCを使っている。

ミニATXの筐体になぜかAtom搭載のIntel製ITXマザーボードを載せて、こちらももう7年以上使っている。

しかし、こちらはまだWindows XPなので、そろそろWindowsを新しくしないとと思っていた。それでAmazonでWindowsのパッケージを買おうと思い、7がいいのか8がいいのか、それとも10がいいのかあれこれ考えていた。

ところが、Windows 10をプリインストールした、USBメモリを2回りくらい大きくしたサイズのスティックPCという製品があり、そのスタンダードともいえるDiginnos Stick DG-STK1Bというモデルが12,800円でDOSパラで売られているのを知った。何とOSのライセンス料と同等の出費でこんなプリティなハードウェアまでゲットできてしまうのかと思うと矢も盾もたまらず、ついポチってしまった。
翌日に帰宅すると、玄関に小ぶりの段ボール箱が置かれていた。早いものでもう当日発送の翌日着というわけだ。さっそく段ボールからパッケージを取り出す。何とiPhoneを思わせる、というかパクったに違いないようなパッケージングであった。

クイックマニュアルを外すと、その下にはビニールに包まれたハードウェア本体が入っていた。

付属品はUSB-ACアダプター、電源用の標準USBからミニUSBへ変換するケーブル、そしてテレビ本体のHDMI端子に幅が広くて入れられない場合のHDMI延長ケーブルが入っていた。

本体のコンパクトさにはびっくり。さすがにUSBメモリサイズに比べれば縦・横・厚みともに2倍くらいあるが、いずれにせよこの中にプロセッサやメモリ、インタフェースが集約されているのかと思うと、技術の進歩には驚くばかりである。

ただし、この長さと幅でテレビの裏の端子パネルに挿すと他のケーブルとかに当たってしまうので、付属のHDMI延長ケーブルの世話になることになった。

さてさっそく本体をHDMI端子につないだが、まずは設定する必要があるので、USBハブを使い、手持ちのUSBマウスとUSBキーボードをつないでから電源ボタンを押す。

2つともつなぐ必要はないが、初期設定のためには有線のUSB入力機器のいずれかが必要になる。マウスしかないときはソフトウェアキーボードを使えばよい。

さて初回の起動ということで、Windows 10の設定画面が出てくる。

メニューに合わせて必要な項目を選び、設定値を決めていく。

インストール中に本体を触ると、物理的に回転するファンやハードディスクはなく、金属フィンで放熱しているだけなので、音は極めて静か。ただし熱で動作がおかしくなるリスクはあるので、できるだけ放熱しやすいところにセットするように注意したい。テレビの背面とか熱がこもりやすいところなので、ちょっと心配である。

ちなみに左側の小型ケーブルはACアダプターから伸びてきているミニUSB端子、右はUSBハブの本体用ケーブル。反対側にもう一つミニUSB端子がある。

またマイクロSDカードが挿せるスロットもあり、とりあえず余っていた32GのマイクロSDカードを挿す。本体32Gと合計して64Gの記憶容量があることになる。まあ初期のSSD内蔵ミニPCといい勝負である。

セッティングが終わり、Windows 10が起動したところ。とりあえずGoogle Chrome、PeaZIPという圧縮ツール、OpenOfficeというフリーのOfficeツール(一昔前のMS-Office並みの機能のある強力なフリーウェアー)、iTunes、そしてマルチメディアドライバーK-Codecパッケージをインストールして、ひと通り仕事や娯楽に使える状態になった。

ということで、もう小型化が実現したので従来のデスクトップPCは廃棄もしくは中古部品店に売ることとして、これまで集めてデスクトップ環境に保管していたデータ類は先日ゲットした4Tのポルシェデザインの外付ハードディスクにバックアップすることにした。まあエロかグロか遊びか、大して重要なデータがあるわけでもないのだが。

ちなみに、本家が一番安いのだろうと思ってDOSパラサイトに登録して購入したが、あとで調べたらAmazonマーケットプレースにDOSパラが出品しているのが一番安価だった。奇妙なことであるが、購入するなら注意されたい。

とりあえず使ってみた感じ、速度的には不自由はない。DVDやmp4データもストレスなく再生できるし、音楽を聴きつつ、ネットを見たりワープロで文書を書くくらいも十分できている。

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