というわけで、iPhone/iPad用オーディオインタフェースFlanger FC-20をゲットしたお陰で、iPhone/iPadをアンプ代わりにギターとウクレレの練習に励む昨今であるが、とりあえずFender真空管アンプのフリー版に引き続き、汎用真空管アンプシミュレータAmpliTubeというソフトのフリー版をインストールしてみた。
これは真空管アンプシミュレータ、つまりアンプ本体とチューナー、一定以下の音量をカットして無音時のノイズを削減してくれるエフェクター、ノイズゲートを組み合わせた電気音楽用パッケージである。
まずはAppストアで「Amp」とかで検索すると、AmpliTubeや他のアンプシミュレータやエレキギター支援ソフトが出てくる。ついでにApple純正のGarageBandなどもフリーなんで入れたりしたが、とりあえずフリー版のAmpliTubeをインストールする。
すでに最近はFC-20とギター用シールドケーブル、Apple純正イヤフォンはつなげっぱなしだが、そこにギターをつなぎ、iPhone用画面からAmpliTubeを起動した。以下のような起動画面がでてきて、本来であれば、アナログ/デジタル変換をするインタフェースiRigを前提にしているようだが、まあプロであるまいし、また充電しながらでもiPhoneをアンプ代わりに使えるのは便利なんで、FC-20でも全く問題はない。
以下のようなアンプシミュレータの画面が出てくる。金色のパネルに黒地で、Marshallのようにも見えるが、操作はシンプルな歪み具合を決めるゲインと高中低の3バンドイコライザー(中央の図)、音をはっきりさせるプレゼンス、音に残響を付けるリバーブ、そして全体の音量を決めるボリュームである(右の図)。
つまり普通の2ボリュームアンプに必要な最小限の構成は全部付いており、エフェクターとか必要なければ、このフリー版でもけっこう使えてしまうということだ。
この標準構成のバーチャルアンプに加えて、有償のオプションでMarshallやらFenderその他オリジナルのキャラクターをもったアンプにアップグレードすることができるようだ。
左のTOOLSにはバーチャルチューナー、メトロノームが付いている。ここでチューニングができてしまうので、まず使う前にはこのメニューを呼び出し、チューニングをすることになるだろう。
またこのフリー版では3種類までのエフェクターをつなぐことができるが、Noise FileterとDelayだけはフリー版に無償で付いてくる。アナログのハンズフリーフォン用マイクロフォン入力を利用しているので、それなりにブーンというノイズが乗ってくるが、ここでノイズフィルター(ノイズゲートとも言う)を効かせておけば、演奏していないときに気になるノイズをカットしてくれる。
ちなみに演奏しているときは、ギターの音にかき消されるので、あまりノイズは気にならないであろう、という前提である。
ちなみに以下の3分の1、10時くらいの位置が自分にとっては一番いいセッティングだった。あまり上げすぎるとノイズもカットしてくれる代わりに、肝心のギターのサスティーンが不自然に切れたり、音質がやや抜けが悪くなったりするので注意。
次に使うかどうかは個人の好みだが、ディレイが付いているのも結構うれしい。残響はギターアンプのリバーブを使えばいいが、バラードで思い切り歪ませて最後を小さく山彦のように余韻を残したり、薄く短くかけて残響音や残響回数は控えめにしてコーラスのような多重感を出したり、まずは残響系エフェクターの面白さは味わえるはず。
とりあえず初期投資の1,490円の端子変換機(インタフェースと言って良いのか???)FC-20だけでこれだけ楽しめるのは有り難い。ロックとかフュージョンをやるなら、最低でもこれにコンプレッサー、オーバードライブ系エフェクターとコーラスやショートディレイにも使えて応用範囲の広いフランジャーの3種類くらいはエフェクターが欲しいところだが、自分はギターもウクレレも最近ジャズを練習しているので、音のいい真空管アンプがあればこれで十分!
<FC-20導入の記録>
0 件のコメント:
コメントを投稿