2015年11月23日月曜日

Windows 10醜聞 ああ愛用のUSBオーディオ機器が鳴らない

若い頃は少ない機材でカセット4トラックレコーダーで自分で曲を書いて編曲もして、コンピュータドラムをバックにベースを弾き、その後ギターやキーボードをかぶせてソロギターを弾いたり、鶏が絞め殺される時の声と同じと言われたハイトーンのボーカルを入れたりしていた。

ところが青年期を過ぎ、中年になってからはPCオーディオが主流になってきたので、金はかけたくない俺としては、普及型でしかも音質のよい、すなわちコスパのいいオーディオ用ハードウェアを選び出した(つもり)。

ということで先日ゲットしたスティックPCについても、本体のオーディオ機能は少なくてもこれら過去の名機ともいえるUSBの周辺機器を組み合わせれば何とかなるだろうと高をくくっていた。


まずはASIOドライバーはないので発音のタイミングのシビアなホームレコーディングには使えないが、高価な日本製コンデンサを使い、また回路の省略などもなくノイズ対策もばっちりのOnkyo Wavio SE-33GX(見た目は同じ後継機種もあるが、かなり初期型)をつないでみる。

ところがWindows10の標準ドライバであっさり動くかと思いきや、何だか適合ドライバーがないとか何とか泣き言のようなアラートが出て、うんともすんとも言わない。非常に音質はいいし気に入っていたんだがなあ。

次にバンドルのPro-Toolsの機能限定版に目が眩んで買ったM-Audio Fast Trackをつないでみる。純正ドライバはとうに供給されていないが、以下のサイトでドライバを入手できる。

http://avid.force.com/pkb/articles/ja/Download/Fast-Track-Drivers

ところがWindows 10につないだところ、片方のチャンネルから音が出てこない。48kHzというわりには、音質についてはもともと普通だったような気もするが1台でギター、ベース、マイクロフォンと使えていいなあと思っていたが、これもダメかとがっくりした。まあMac OS Xならまだ行けるので、そこで頑張るか・・・。

ちなみに購入理由のひとつだったPro Toolsの機能限定版だが、これもあまりに機能が限定されすぎていてイヤになってしまい、結局使わず仕舞いであった。

最後にMusic Creator 4を買ったらバンドルされていたEdirol (Roland)のUA-1EXを奥から出してきた。

これもすでにサポート対象外になっていたので、あまり期待していなかったが、何とWindows 10の標準ドライバであっさり動いてくれた。デジタルアウトも付いていて、音質的にも間違いのないUSBオーディオの名作ではあるので、とりあえずしばらくは何とかなりそうでよかった。

それにしてもいくら機材が古くなり、メーカーの方もいちいちファームウェアやデバイスドライバの改良に人員を割いていられないという事情は分かるが、自分の気に入った機材が使えなくなるのは悲しいとは思った。

ちなみに、もし3台とも使えないようであれば、先日の760円Bluetoothオーディオでしのごうと考えていた次第。

760円のBluetoothレシーバーでコードレスのデジタルオーディオライフへ

2015年11月17日火曜日

5千円Kindle Fireタブレットの笑撃

しょっちゅうAmazonで買い物しているが、Kindleの一番安い端末がトップに出てくる。

Amazonプライム会員だと8,980円が4千円引きで4,980円になるということで、1280x600のグラフィックは貧弱だなとか思いつつ、月に1回一部のKindle本を無料でダウンロードできる特典を思うと1回千円の本をゲットすれば5ヶ月で元が取れるじゃんと思い、ポチってしまった。

ところが相当売れ行きがいいようで、次の生産は12月1日になります、という表示が出たまま日にちが過ぎて行った。でも数日前に「Kindleが生産されました。入荷しだい出荷します」というメールが来て、その3日後にはもう家に来ていた。


さてAmazonの段ボールを開けると、オレンジの鮮やかな色使いの、それでもHPの関数電卓のようなあまり高そうでもない厚紙のパッケージが出てきた。


中を開けると黒い中パッケージに、ビニールに包まれた本体が収められていた。下からマニュアルらしく小冊子と5V1AのなかなかパワフルなACアダプター、そしてAndoroid機器らしいマイクロUSBケーブルが付属していた。

このマニュアルは極めてシンプルというか多言語で書いているだけで、全然内容がない。まあAndroid端末なんぞみんな同じだろうということで、気にせず右上の電源スイッチを入れる。

Welcomeの画面が出てきて英語版であったが、画面を下にスクロールさせていくと「日本語」というのがあったので、まずは日本語に設定する。


次に設定のために無線LANにつなぐことにする。


やがて最初のガイド画面が表示された。いちおう使い方を説明してくれているようだが、別にAndroidが使えない訳ではないので、さっさと「終了」を押して使うことにした。

このあと1回自動的にソフトウェアがアップデートされてシステムを再起動したが、とりあえずAndroidと言わずにKindle OSとか呼んでいるだけあって、Amazonで独自にOSのメンテナンスや拡張はしているようである。

心配したのはそこらの安い7インチAndroid端末でも画面は1280x800が主流であり、幅が600の本製品ではやや表示範囲が狭いのではないかということだった。しかし実際にWebやKindleで大型本を見てみた限り、まあやや狭い気もするが、別に使えないわけではないということだった。



Webを見る、写真を見る、音楽を聴く、動画を観る、電子書籍を読む、といった用途に使うには、まあ手軽かつコンパクトにまとまっているのではないかというのが俺の印象だ。明日からはカバンやポケットに入れて持ち運ぶことにしたい。

あとはできれば他のカラーバリエーションもあれば、家族の分も買って複数所有もあり得るのだがなあ。 とりあえずはハワイアンフェアでもらったハワイアン航空のスティッカーでも貼っておくか。ちょっとベタだが。

**ちなみにプライム会員だと4千円オフになるが、そのときは購入画面のクーポンコードのところに「FIREPRIME」というキーワードを入れるのを忘れないでいただきたい。これがないと通常価格になってしまうのである。