若い頃は少ない機材でカセット4トラックレコーダーで自分で曲を書いて編曲もして、コンピュータドラムをバックにベースを弾き、その後ギターやキーボードをかぶせてソロギターを弾いたり、鶏が絞め殺される時の声と同じと言われたハイトーンのボーカルを入れたりしていた。
ところが青年期を過ぎ、中年になってからはPCオーディオが主流になってきたので、金はかけたくない俺としては、普及型でしかも音質のよい、すなわちコスパのいいオーディオ用ハードウェアを選び出した(つもり)。
ということで先日ゲットしたスティックPCについても、本体のオーディオ機能は少なくてもこれら過去の名機ともいえるUSBの周辺機器を組み合わせれば何とかなるだろうと高をくくっていた。
まずはASIOドライバーはないので発音のタイミングのシビアなホームレコーディングには使えないが、高価な日本製コンデンサを使い、また回路の省略などもなくノイズ対策もばっちりのOnkyo Wavio SE-33GX(見た目は同じ後継機種もあるが、かなり初期型)をつないでみる。
ところがWindows10の標準ドライバであっさり動くかと思いきや、何だか適合ドライバーがないとか何とか泣き言のようなアラートが出て、うんともすんとも言わない。非常に音質はいいし気に入っていたんだがなあ。
次にバンドルのPro-Toolsの機能限定版に目が眩んで買ったM-Audio Fast Trackをつないでみる。純正ドライバはとうに供給されていないが、以下のサイトでドライバを入手できる。
http://avid.force.com/pkb/articles/ja/Download/Fast-Track-Drivers
ところがWindows 10につないだところ、片方のチャンネルから音が出てこない。48kHzというわりには、音質についてはもともと普通だったような気もするが1台でギター、ベース、マイクロフォンと使えていいなあと思っていたが、これもダメかとがっくりした。まあMac OS Xならまだ行けるので、そこで頑張るか・・・。
ちなみに購入理由のひとつだったPro Toolsの機能限定版だが、これもあまりに機能が限定されすぎていてイヤになってしまい、結局使わず仕舞いであった。
最後にMusic Creator 4を買ったらバンドルされていたEdirol (Roland)のUA-1EXを奥から出してきた。
これもすでにサポート対象外になっていたので、あまり期待していなかったが、何とWindows 10の標準ドライバであっさり動いてくれた。デジタルアウトも付いていて、音質的にも間違いのないUSBオーディオの名作ではあるので、とりあえずしばらくは何とかなりそうでよかった。
それにしてもいくら機材が古くなり、メーカーの方もいちいちファームウェアやデバイスドライバの改良に人員を割いていられないという事情は分かるが、自分の気に入った機材が使えなくなるのは悲しいとは思った。
ちなみに、もし3台とも使えないようであれば、先日の760円Bluetoothオーディオでしのごうと考えていた次第。
760円のBluetoothレシーバーでコードレスのデジタルオーディオライフへ
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