2015年2月19日木曜日

古いMacBook Proのキーボードが壊れてしまった

別にたまにXcodeでiPhone用プログラムの学習をする以外は、単にキーボード入力のしにくいWindowsパソコンとして使うことが多いのだが、MacBookを3台もっている。

しかも自分でも意味がわからないのだが、すべて2008~2009年製であり、一番遅いMacBook AirでCore2Duo 1.6GHz、新品で買った白いMacBook 13インチと大画面に憧れて中古で5万円で買ったMacBook Pro 17インチ1920x1200はCore2Duo 2.4GHzである。

このMacBook Proは5万円で買ったまではよかったが、何と買って半年くらいでロジックボードが壊れてしまい、Appeストアで見てもらって結局4万円でロジックボードを新品に換えてもらったことがあった。その後1Tハードディスクを買い足し都合10万円掛かった。

いくら鈍感な俺でも、10万円あったら、もう少し別の選択肢もあったなあと思うことはある。

とはいいつつも、その後Amazonの安い業者でWindows 7 Proを買ってBootcampでインストールし、今ではMacOSとWin7のデュアルブートマシンとして、俺のメインマシンとして活躍している。

さすがに中年になってくると日々髪の毛がハイペースで抜けていくのだが、そのうちの一本がMacBook Proの左矢印キーの下に入り込んでしまった。髪の毛を取ろうとついムキになって左矢印キーの下に指を突っ込んだら、キートップがぽろっと取れてしまった。

こりゃいかんと思ってハメ直そうとしたが、困ったことにうまく入らない。苦労してようやく入れることができたが、キートップが固定されず、何ともきーがグラグラして不安定だ。

よくよく調べてみると、何とキーボードの裏でキーを支えているゴムの筒(この厚さが数mmのゴム足がキーを押し返すバネの働きをしている)を周囲で支えている細いプラスチック製のパンタグラフのような部品が真ん中からポッキリ折れてしまっていたのだ。

キートップとパンタグラフだけ単体で手に入らないかなあと、あれこれ探したが、どうも米国か何かの専門店で2ドルで買えるらしいが、少なくても日本国内ではどうにもならないようだ。

キーボードごと換えようかと思ったが、何だか(自分で筐体を分解してHDDの換装とかもしているのだが)また分解するのも面倒でどうにも困ってしまった。

この折れたパンタグラフを回復させられれば、また元のように使えるのではないか、と思い、瞬間接着剤でつなごうと思った。とはいえ、たいていの瞬間接着剤は硬質プラスチックには強いのだが、こういう軟質プラスチックやビニール系の素材とは相性がよろしくないようで、成功するかどうかは分からない。


とりあえず手元にあったお菓子の箱を使って瞬間接着剤で真っ二つに折れていた外側のパンタグラフ部品をくっつけた。箱の上に5分ほど置いて部品がくっつくのを待つ。とりあえずしっかりと接着できたようだ。


接着剤が乾いていることを再確認して、まずは内側のパンタグラフを左側のフックに引っ掛け、次に外側のパンタグラフを右側の穴に押し込んで位置を固定した。ここに左の爪にキートップを引っ掛けて、さらに右の溝にキートップの突起部を押しこむ。

ところが、ここで上手く突起部が溝にはまらず、何度かトライしているうちに接着部がまた取れてしまった。こりゃ参ったと思ったが、もう古いパソコンでこれ以上コストを掛ける気もない。

ということで少し迷ったが、もう心を決めてゴム足の頂点とキートップの裏側に瞬間接着剤を流し込んで、直付けにしてしまった。

パンタグラフが折れてしまってキーを固定する効果が期待できなくなってしまったので、何だかショックアブソーバーのないクルマのサスペンションとでもいうか、キーを押した感じが不安定である。

まあしかし不用意にキーボードの奥に指を差し込んだ報いということで、あと数年、どこかの部品がイカれてまともに使えるまで、俺はこのブヨブヨのキータッチでカーソルを左に移動していき、また外れたときには、また瞬間接着剤を数滴流しこむのだと腹を決めたのであった。

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