2016年1月5日火曜日

【謹賀新年】正月は暖かい三崎港に行こう

元旦、2日と東京は冬とは思えないような温暖な天気であった。これだけ暖かければ、きっと魚の活性も高いはず、と言うことで早くも新年2日から海に出かけることとなった。
帰り道に横須賀の日帰り温泉にでも行こうかと思い、横須賀うみかぜ公園か、海辺釣り公園に行こうかと思ったが、どういうわけか妻子は三崎港に行きたいと言い出した。

まあ三崎港なら広いし綺麗だし、食事所もあるしと思って2日は6時前に起きてついでに老母も連れて一路三崎港を目指すことにした。息子はおばあちゃんにも釣りをやらせたい、あのアタリのビクビクの興奮を味わってほしいと、張り切っていた。

さすがに正月3が日の首都圏は空いていて、車は順調に横須賀市まで来た。そのまま衣笠のサービスエリアで朝食をとり、そこから三浦縦貫道で三浦半島を目指す。

アミコマセと人工アミエビは買ってあったが、俺は投げ釣りをしたかったので、途中の「たけしちゃん」という可愛い名前の釣り具屋に寄る。もう70歳は超えていると思われるたけしちゃんによると、カレイはあまり釣れていない、キスの方がまだ可能性はあるとのことだった。

いざ三崎港につき、場所を探す。いくつか回ったが、最終的には、製氷所奥の人気の高いと言われる防波堤のところで荷物を解いた。風もなく、温暖な日差しで向こうに富士山が見えた。シーズンだったら、まず入れない場所だ。


荷物を降ろして海面を見ると、なんと小さな銀色のシコイワシの群れが来ていた。急いでサビキ仕掛けを作り、息子に渡す。小さめの3号のハリを使っているが、イワシはなかなかヒットしない。しかし息子は程なく「来た!」と叫ぶと、スズメダイを釣り上げた。

次の仕掛けを作り、老母に渡す。愚妻も自分で短めの竿にサビキ仕掛けを作っていた。テストとか言いつつ自分で竿を海に投げ入れてコマセを撒くと、小ぶりなメバルがヒットした。その後、女子供はサビキ仕掛けでスズメダイやウミタナゴをコンスタントにつり上げていた。


自分はチョイ投げの仕掛けを作り、たけしちゃんで買ったアオイソメを付け、堤防の先に近い方で投げた。何の魚か分からないが、時々アタリはある。カレイかと思って30数えてから上げたが、手応えはない。なんかエサ取りがいるんだろう。

それまで2つに千切って上下のハリに付けていたアオイソメを1ハリ1匹で丸ごとつけて投げたところ、ビクビクと明瞭な魚信が来て最初のハリにはカワハギ、2本目のハリにはクサフグがかかっていた。アタリの正体はこいつらだったらしい。そういえば3ヶ月前に来たときも、カワハギが掛かったことを思い出した。ハリはダイソーの投げ釣り用7〜8号バリを付けている。


それにしても海の透明度が高く、3、4メートル下の底の方までよく見える。コマセを巻くと、スズメダイやウミタナゴ、メバルなどの小型の魚群がってくるのが見える。これは水が濁っている東京湾の釣り場とは大きな違いだ。

昼過ぎまでに息子、愚妻、老母はサビキ仕掛けで、かなりの数の魚を釣った。息子は大型のギンガメアジの子供と思われる15センチ位の魚を、妻と母はそれぞれ良型のウミタナゴとゴクラクメジナ(イスズミ)を釣り上げた。また終盤は通りがかりの漁業者らしきおじさんからトリックサビキを教えてもらい、面白いようにスズメダイを釣り上げていた。


ところが、昼から冷たい強風が北西の方から吹いてきた。寒いし、強い波は高くなって防波堤の上まで達してきたし、腹も減ったと言うことで、13時には納竿となった。

それにしても海はきれいだし自然は残っているし、食物はうまいしで、ついでに農地もたくさんあるし、老後は三浦市に住むのもいいかなあと思った。

最後に、三崎港から望む美しい富士山の勇姿。今年も皆様の健康とご多幸を祈りつつ、私も変わらず道楽バカをやっていきます。


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