2015年7月26日日曜日

ずいぶんクリアなFender Rumble 25でIbanezを鳴らしてみる

せっかくいいベースを買ったのだから、ギターアンプで代用していないでベース・アンプを買おうと思い、いろいろ見ていた。ギターもFenderなんでアンプもベースもFenderにした。


最近はFender Rumbleという標準的なベースアンプのラインナップがあるようだ。最初は練習用ということで10Wにしようと思ったが、たまに人の手伝いをすることもあるので、スモールライブ等にも使えるということで、25Wにした。

38cm四方のサイズでけっこう大きい。15Wギターアンプよりと並べても大きい。

コントロールは1ボリューム、高域、中域、低域のイコライザーとオーバードライブスイッチ、CONTOURスイッチが付いている。オーバードライブでやや歪み気味のサウンドが出るが、プログレとか一部のジャンル以外であまりオーバードライブさせる必要はないような気がする。

CONTOURスイッチは、音の輪郭をはっきりさせる機能がある。別にそういう機能を使わなくても十分にクリアでしっかりした音が出ているような気もするが、いわゆるエキサイターのように一部の中域の倍音を強調したりして、音の通りをよくする働きがある。ギターやシンセなど他の音に埋没いてしまうときには役立つだろう。


またミニジャックでの外部入力(AUX IN)もある。iPhoneとかの出力をつなげば、プロの演奏に合わせてベースの練習をすることができる。これはなかなか便利だ。

ちょっと重いので手軽に持ち運べるものでもないが、いい音での家での練習やクルマで運んで小規模ライブに使うなら十分だ。

Ibanez 5弦ベースのフレット擦り合わせ

せっかくゲットしたIbanezの国産5弦ベースだが、一部のフレットがかなり摩耗していて音がビビってしまい、しかも2弦の2フレット=Eとかよく使う音なので困っていた。


以前、YAMAHAのセミアコSA-700をゲットしたときもローフレットいくつかがすり減っていて使えなかったので、世田谷区内にある斎藤楽器工房というリペアショップにお願いして復活させてもらっていた。

今回もお願いしようと思ったが、何と驚いたことに斎藤楽器工房さんは世田谷から埼玉県川口市に移転していて、しかもリペアは止めてギター製造にシフトしていた。残念だけど、3回くらい行って本当によくしてもらったので、素直にメーカーシフトをお祝いするとともに、ご成功をお祈りしたい。

http://www.saitogakkikoubou.com/


さて、それはそうとして近隣である程度信用できそうなリペアショップを開拓しないといけない。あれこれ調べていたら、田園都市線の池尻大橋駅に程近い国立音楽院という音楽専門学校があり、そこのギターリペア科で見てくれるという。正直、大学病院で医学生のモルモットになるように、学生の方の実験台になるのかと思った。

ところが実際は主任講師の先生の方にきっちり見ていただいた。ちょうど夏休みで授業が終わったということもあったと思うが、2週間ほどで弾きやすくなって帰ってきた。しかもジャズやボサノバをやりたいのでフラットワウンド弦を持ち込んだら、その場で巻いていただいたが、何だか電動ドライバーみたいな機材でペグをウィーンと巻いて仕上げていただいて、大変興味深かった。

フレット擦り合わせとブリッジやナットの調整で1万2千円。まあリーズナブルにやっていただけたと思っている。周辺にはパーキングメーターやコインパーキング、さらにオダキューOXというスーパーの駐車場もあるので、クルマで行きやすいのもうれしい。東京西部や神奈川東部の人は楽器の修理はここに頼むと良いだろう。

http://www.kma-repair.com/



2015年7月12日日曜日

国産5弦ベースへ 〜Ibanez SR-3005を中古でゲット

何か3週間くらい前に、大昔に中古で買ったまま積んでおいた上原ひろみ「Another mind」を聴いたら凄く良くて、その後もYouTubeとかで彼女の演奏を見ていた。


バックのベーシスト(何でも速弾きギタリスト、ジョン・マクラフリンの甥っ子という人と、昔から多弦ベースを弾いていたアンソニー・ジャクソンがいた)が6弦ベースとかでギター顔負けのソロを弾いていたが、それを見ていたら、全く音楽性とかどういうことでなく、単に見た目が格好いいというだけの理由で、5弦ベースが欲しくなってしまった。

とりあえずいいギターを1本売って、あとは小遣いを振り絞ればよいと考え、IbanezのSR-505というインドネシア製ミッドレンジ5弦ベースを狙っていた。

ある日、何気に楽天を見ていると、10年以上前のIbanez SR-3005という5弦SRシリーズの銘機が中古で売りに出ていた。新品で505を買うのと同じくらいの価格で、いわば少しブスでガサツだけど若い女の子VS美人で気が利く、やや年増の対決といった風情である。しかしMade in Japanの魅力に負けて、SR-3005をポチってしまった。

2日後、古いIbanez製ケースに入り、ビニールのパッキンで厳重にくるまれ、SR-3005は我が家にやってきた。

さっそくパッキンを外し、ケースから取り出して検品する。当然保証はないが、保証書やマニュアルが入っていて、2003年製らしきことが分かった。うちのアホ息子より年上か。

ブリッジは何と各弦が独立している。不要な振動や鳴りを抑える効果があるらしい。確かに4弦でも変な音が出てしまうことがあるのに、5弦でミュートするのは難しそうだが、多少なりとも軽減されるなら有り難い。

コントロールは弦に近い方が上からボリューム、下はピックアップのバランサーで真ん中でカチっとラチェットがあり、その地点がフロントとリアの配合が50%ずつということらしい。弦に遠い方はパラメトリックイコライザーである。ネットで評判を見ると、Ibanezの上位機種のイコライザーは恐ろしいほど効き、かえってセッティングが決めにくいとのこと。

上はTreble/Bassブースト/カットで低音は100Hz前後に、高音は10KHz前後にピークがある。試しに低音側につまみを回してブーストしたところ、何だかレコードで聴いたようなゴリっとした、魅惑の重低音が出てきた。今度は高音側に回してブーストすると、フュージョンとかプログレで聴くような抜けのよい明るい音が出てきた。この音を聴いたとき、なるほどアクティブベースがジャズやフュージョンで好まれる理由が分かったような気がした。まさにプロの音だ。

さてネックは何の木が知らないが、ウエッジとブビンガという材質の5ピース構造になっている。ラッカーとかニスで仕上げているわけでないが、木の手触りが心地よい。多くの人がいうことだが、確かにネックはスリムで薄くて、運指がしやすい。何の木か分からないがアフリカ原産のやや赤っぽい木である。

そういえばうちのIbanez製ウクレレもパドゥク材という、赤っぽい材質を使っている。Ibanezはどこでこういう木材を見つけてくるのであろうか?

ペグはツヤ消し黒で中古にしては回転もスムーズで回しやすい。ふつうのニッケルと違ってサビも出ていないのがうれしい。

ということで、どうしても一番太い弦Eで、たとえば3フレット目はG、5フレット目はAというのがすっかり無意識の底の方まで浸透しているので何とも妙な感じがするが、5弦目の並びが覚えられないので、3フレットはレ(D)、5フレットはミ(E)、8フレットがソ(G)とか声に出しながら弾いている。

で、結局ローフレット側に何箇所かフレットが減りすぎていて弦がビビるところがあるので、ギターリペアのショップに頼んで調整してもらうことにした。おそらく擦り合わせしてもらうことになりそうだ。

まあ音はこれまで聴いたことがないくらい素晴らしいので、ずっと使いたいし、もし5弦の音階を覚えるのが面倒になったら、5弦は触らずふつうの4弦ベースと同じつもりで使えばいいかとも思う。まあ一生ものの楽器になるだろう。

2015年7月8日水曜日

WiMax2+にアップグレード ~いずれはSIMフリーへ

先日のキャッシュバック期間を逃してしまい、即刻GMOインターネットを解約してやろうと思っていたが、そのまま17,000円とか違約金を取られるのも盗人に追い銭という感じで、腹立たしいと思い、考えていた。

ちょうどGMOで同じ月額通信料のままで、より高速なWiMax2+への無料乗り換えキャンペーンをやっていた。家族全員+老母の分+iPhoneの端末代金まで払っているとはいえ、毎月総額で通信費には3万円近くも払っている。

いずれ家の端末を順次SIMフリーにして、光インターネットも止めて家もSIMフリーのLTE対応ルーターにするか、あるいは家のネットは止めて家族各人がテザリングで勝手にスマホやPCをネットにつなげるようにしようと思っている。

ということで、au LTEに対応という変則的な製品ではあるが、ファアウェイのHWD15であれば、解約してもMINEOとかau対応のSIMで使えるだろうという判断だ。


申し込むと数日で箱が届いた。本体、ACアダプター、マイクロSIMなどが入っていた。

さっそくマイクロSIMを本体に挿入する。この機種では旧バージョンの速度だが容量無制限で使える「リミットレス」、WiMax2+の速度で使えるが、月間の最大通信料が7Gまでの「ハイスピード」(7Gに達しても、速度が最小限に落ちるだけで、切断されるわけではない。通話やメール、静的なWebサイトの表示には使えるとのこと)、そしてハイスピードでなおかつWiMax圏外に行くとau LTEにつながる「ハイスピードプラス」の3つのモードがある。

とりあえず自分が月間にどのくらい使うか知るため、でも別料金(月額1,000円ちょい)の発生するLTEも無駄撃ちはしたくないため、「ハイスピード」モードに設定した。

お盆には東北の山中の寒村である愚妻の実家に行くが、そこはWiMaxは来ず、携帯電話も数年前までは家屋の中に入るとドコモ以外は電波の感度が落ち、光回線はおろか距離に強いリーチDSLでさえ来てくれないという僻地である。

まずは1ヶ月使ってみて、いずれそのインプレッションや東北の遠野物語にも引けを取らない山中からの通信実験の結果などを報告したい。

ちなみに旧モードとハイスピードモードで通信速度は比較してみたが、23区内(港区と世田谷区)で前者で5M、後者でも7M前後、驚くほど速いという感じではない。昔のADSLといい勝負かなあ。