2017年1月8日日曜日

MacBook Air 2012を5万円ぽっきりで補強する

これまで2008年型2代目MacBook Air 13インチに256GBのSSDを換装して使い倒していた。

ネットやメール、オフィスソフトで仕事するくらいであれば問題ないはずであったが、意外にかな漢字変換の先読みとかでは動きがもっさりしてきた。

ということで年末年始の玩具にMacBook Air 11インチを導入しようと唐突に思い立った。まずは得意のAppleStoreの型落ち品、整備品を探しに行く。ところが最安でも9万円。ちょっと道楽の範囲ではない。

次にAmazonで中古品を丹念に探す。CPUの性能や世代を考えると2012型か2013型くらいがいいかと思った。それぞれ6〜7万円くらいが相場か。

あれこれ探していると44,000円の2012年モノを見つけた。安い理由はストレージが64GBであることのようだ。確かにこれでは使い物にならない。

ということで、次はMacBook Air専用のストレージを探す。だいたい256GBで2万円くらいが相場のようだ。JETDRIVEであれば、外付け用ケースも付いているので、そのままディスクToディスクでデータコピーができて移行も楽そうだ。


小型情報機器用にはM.2という規格があるが、この頃のMacBook AirのSSDは独自の規格を使っていて、2011年型と2012年型ですら合わないという酷さだ。

ところがさすがAmazonというべきか、M.2規格のSSDを2011年型や2012年型のコネクタに変換する変換コネクタが検索結果に引っ掛かってきた。ユーザーのコメントを見ると普通に使えているようだ。

コネクタは短いサイズと長いサイズがあるが、スペースのないMacBook Air 11インチの筐体を考え、短いサイズを選んだ。約千円程度。原価は30円くらいか。

次にM.2規格の256GBのSSDを探す。これもピンキリだが8千円くらいから15千円くらいまでレンジがある。推測だが、この手のメモリボードには片面実装と両面実装がある。おそらくスペースを考えると、片面実装がいいかと考え、商品写真をよく見ながら片面のものを探す。

よく見ると安売りPCパーツショップのタイムセールでバルク品ながら7千円のKingstonのSSDを発見、そちらをポチった。通常はM.2 256GBとかで検索して、そこそこ有名なブランドで安価なものを買っておけばいいだろう。



考慮すべきことはもう1つ。MacBook Airの裏ブタを開けるには星型(★)1.2mmと、SSDを固定するネジを取り外すトルクドライバーT5が必要である。T5ドライバーはあったが、星型がなかったので、ついでに適当な精密ドライバーセットをポチる。

さて大晦日に全て到着したが、正月2日から作業を開始する。初詣は基本に忠実に近所の産土様で初詣し、お屠蘇は飲まずに作業に専念する。

まずは星型1.2mmドライバーで裏ブタを開ける。けっこうネジ山が潰れそうで怖いので、しっかりネジ先を差し込んで注意深く回す。

MacBook Air 11インチの内部が現れる。大半がバッテリーであり、電子回路は上部3割くらいにコンパクトに実装されている。SSDはT5のトルクネジで固定されているので、ネジを外してから取り外す。

空きスロットに、変換アダプタ→M.2サイズのメモリを挿す。

幸い、サイズもぴったりでそのままT5ネジを締めてマザーボードに固定する。変換アダプタの上が少し裏ブタを閉めるときにややきつい感じもあるが、何とか入れることができた。

MacBook Air専用パーツだと2万円のところ、8千円で済ませたが、果たして正常に使えるかどうか。

普通に起動しても起動ディスクが見つからず、「?」アイコンが出るだけだが、起動時にCommand+"R"キーでリカバリー機能を呼び出す。

まずはディスクのパーティションを切り、フォーマットをする必要があるので、ディスクユーティリティを起動する。きちんとSSD256GBが認識されていた。

新規パーティションを作り、フォーマットする。いったん256GBで1パーティションにしたがOS Xインストールでエラーが出て止まってしまう。苦し紛れに2パーティションにしたらなぜか上手く行った。よく分からないが、正月だからまあいいか。

再度リセットして再起動させ、Command+Rで再びリカバリーツールを呼び出し、今度はメニュー2つ目を選び、OS Xを再インストールする。最初にハードウェアの適格性を診断するとか表示が出る。中古で買って何かあるのかと一瞬不安になったが、特に問題なくインストールされた。

うちの50Mbps ADSL環境で残り時間3時間と出ていたが、実際は1時間も掛からずにシステムが再インストールできた。

最新版ではないが、10.8がインストールされていた。

その後、AppStoreからSierraをインストールして最新版にする。その後、訳あって再度同じ操作でOS再インストールしたが、このときにリカバリー領域でも作られたのか、なぜか最初からSierraがインストールされた。


何だかんだで(他のことしたりテレビで漫才見たりしつつではあるが)正月休みを2日近く費やしたものの、本体43,000円、SSD7,000円、変換アダプタ1,000円、ドライバーセット800円、しめて5万円ちょっとでCore i5/1.7GHz、RAM 4GB、ストレージ256GBのMacBook Airが出来上がった。当面はこれで物書きとかデータ分析とか投資関連の作業をしていこうと思う。

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