2018年3月10日土曜日

フラットワウンド弦の代わりにエリクサー(Elixir)のコーティング弦を張ってみる

数年前にゲットしたGreco RS-100というレアなセミアコギターをたまに使っています。見た目は高級なセミアコ型レスポール(ES-Les Paul)に似ています。
(ずっとRS-100か1000か分かりませんでしたが、他の所有者の方からRS-100と教えてもらいました)。


今はジャズギターの練習をしているので、枯れた音が欲しいのですが、サウンド的にはGrecoのパワフルなハムバッカー「D.R.Y」が搭載されており、かなり太い音がします。

手元のボリュームを5〜7、トーン0〜2くらいに絞って、ようやくそれっぽい音になるくらいで、実際はオーバードライブをかけてロックやフュージョン向けなのかと感じます。

先般のSXシンラインテレキャスター(SX KTL-300)は、かなりジャジーな音が出るのですが。

コーティング弦はフラットワウンド弦代わりに使えるのか

これまではD'addarioの010のラウンドワウンド弦を使っていました。

しかし、音質を考えると、他のフルアコギターと同じようにフラットワウンド弦を使った方がいいかと考えました。

しかし、このパワフルなピックアップにフラットワウンド弦を張っても、合わないのではないか、と悩んでいました。

そこでフラットワウンド弦ほどジャジーではないでしょうが、弦自体の寿命も伸びて、おそらく金属だけのラウンドワウンド弦よりは若干音質もマイルドになるのではないかと考え、コーティング弦を選ぶことにしました。

つい日和ってしまい、ナノウェブにしてしまう

ということで、渋谷を通ったついでに途中下車して、イケベ楽器によって弦を探してきました。

最初は厚手のコーティング弦にしようと思ったのですが、何だかどれだけ音質が変わるかも分からずせっかくのRS-1000の良さをスポイルしてもよくないかと思い、一番コーティングの薄いエリクさーのナノウェブにしてしまいました。

いちおうジャジーな音を得るため、いつもは010から始まるゲージなのを、011にしてみました。





弦は1つずつ紙の小袋に入っていました。

少し太めですが、弦をすべて巻き終わりました。引っ張りながらブリッジやペグ付近の弦のタルミを取り、それからチューナーを使って弦を巻き上げていきます。


さて肝腎の音質の変化ですが、弦のコシがあるのが分かる太い音です。

歪ませると気持ちのいい音です。

フロントピックアップ(ネック側)でボリューム7〜8くらい、トーン0でアンプのゲインを上げるとサンタナの「哀愁のヨーロッパ」とかで使えそうな、いわゆるウーマントーンと呼ばれるブルージーなオーバードライブ音になります。

今度はアンプのゲインを下げて同じセッティングで、少しだけボリュームを絞ってみます。

9thとか#9thでジャズブルースを試奏してみましたが、パワーが強すぎて、コードがきつく聞こえます。

これでバッキングをしたら、ちょっとリード楽器から嫌がられそうな存在感です。

また弦も薄いコーティングのせいか、音はほとんどラウンドワウンド弦と変わらない感じです。手触りは通常のスチールより若干滑らかな感じで、運指しやすい気はします。

ということで、少しピックアップの高さを下げて弦から離してみることにします。

ナノウェブ弦が素晴らしいことは分かりましたが、次回は一番コーティングの厚いポリウェブ弦にしてみます。



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