2018年4月30日月曜日

激安SD-IDEアダプターによるVS-880の静音化はあえなく失敗

先日980円で買ったRoland VS-880を久々に使ってみました。

<過去記事>
20年前のデジタルレコーダーRoland VS-880を復活させる

2.5インチハードディスクがしゃーっと音を立てていて、少しうるさいです。

せっかく小容量のSDカードも何枚かあるので、SDカード化して静音化させようと思い立ちました。

Amazonでのノーブランド品が一番安いようで、試しにそちらを買うことにしました。


送り主は北京市になっていましたが、中国から日本ということで、注文から10日弱くらいで届きました。


非常にコンパクトな作りです。

QC passedとシールが貼られています。

どういう検査をしているかは不明です。

手持ちの8GバイトのマイクロSDカードを挿してみます。

先日組み込んだハードディスクを取り出します。

非常にコンパクトに収まりました。

さっそく電源を入れてみます。

VS-880の表示が出て、ディスクドライブのスキャンが始まります。

あっさり認識されましたが、「初期化が必要」(Disk:Init?)のメッセージが出るので、ボタンのYesを押してフォーマットしました。

フォーマットできたのですが、どうもディスクが使用できないようで、録音とかどのボタンを押しても、うんともすんとも言いません。

再起動すると、またフォーマットが要求される

再起動すれば使えるようになるかと思い、いったん終了させ、もう一度電源を入れました。

ところが、また「Disk: Init?」のメッセージが出て、再度フォーマットするように要求されます。

何度かこの操作を繰り返しましたが、結局、ミキサーのモード切り替えとかディスクの録音・再生ボタンとか一切反応せず、でした。

ということで、結局、いったん元のハードディスクに戻しました。

「変換名人」とか定評あるSD-IDE変換アダプタを別に買うか、あきらめてハードディスクで使うか、ちょっと考えます(涙)。


でも980円で買った本体に2,800円掛けるというのも、ちょっと納得いかないものがあります。

<2018.5.18追記>
SDカードの容量のせいかもしれない、と考えて、前回の8GBを出なく、2GBや4GBのカードで試してみましたが、症状は変わらず、でした。

あきらめて、ZOOM R-24の使い方でも研究していきます。

2018年4月29日日曜日

WordPressテーマをzipファイルのままサーバにアップロードできるとは知らなかった

もともとオカルティストなので、そのテクニックや考察を別サイトで気が向いたときにアップしています。

http://ki1.work

そこではWorPressと言うWebサイト作成・編集・管理では、鉄板と言われるツールを使っています。

画面のデザインは最初から付属していたテンプレートを使いました。

ところがスマホで見たときに、ごちゃごちゃしていたり、もうちょっとシンプルで、それでいて見やすい画面がいいかと思いました。

定番テンプレートをゲット

いろいろ調べて、これまた多くの人に愛用されているStingerと言う、名前の響きだけでシビれてしまうようなテンプレートを使ってみることにしました。

http://wp-fun.com/post-1343/

愛用のMacBook Airにダウンロードして、さあこれを展開しようとしたものの、やり方が分かりません。

馬鹿正直にFTP(UNIX、Linuxなどの昔ながらの定番ファイル転送ツール)で全部アップロードするのか、とかずいぶん悩みました。

テーマはカンタンにアップロードできる

と言うことで、WordPressの操作方法で見たら、テーマの設定ファイルや画像ファイルが全部詰まったzipファイルをそのままWordPress上でアップすればいいことが分かりました。

以下にやり方を示します。

まずWordPressの管理画面にログインします。

1)「外観」を選びます。一番上にある「新規追加」をクリックします。

2)「テーマのアップロード」を選びます。この辺で、お、何だかすんなりできそうだぞ、とうれしくなってきました。

3)画面中央にある「ファイルを選択」をクリックします。

4)先般ダウンロードしたStingerのファイル一式のZIPファイルは「ダウンロード」フォルダにあるので、「ダウンロード」フォルダを選んで、stinger8.zipファイルを選びます。

5)ファイルがアップされてファイル名が表示されます。

6)ファイル名の下にある「今すぐインストール」をクリックします。

7)けっこうあっさりインストールされます。すぐに適用するなら「有効化」をクリックします。

8)Stingerが適用されました。

シンプルなスタイルなので、この後、自分でいろいろカスタマイズする必要がありそうです。

まあとりあえず、自分の使ってみたいテーマがインストールできたのでホッとしました。

あまりにカンタンすぎて、驚くやら感激するやら。

昔の面倒くさい時代しか知らないオヤジなんだと、思い知らされました。






2018年4月27日金曜日

BEHRINGER BDI21をYAMAHA MB-40につなぎ、いい感じにセッティングする

先日ゲットしたBacchusのフレットレスベースを先輩のバンドの練習に持っていったのですが、絶対音感をもつピアニストの方から、何だか音程が変だと言われました。

<過去記事>

クリップチューナーとにらめっこして音程を確認しつつBacchus BJB-1-FLでフレットレスベースの感覚を鍛える

なかなか太い音でサウンド的にはとてもいいと思ったのですが、指板のラインを目を血走らせて凝視しながら演奏するものの、ちょっと気を抜くとピッチが不安定になってしまい、確かに、まだ人前でやれるレベルではありません。

と言うことで、当面はフレット付きでやるしかないと、あらためてケースに納めていたYamaha MB-40を取り出します。

フルスケールのBacchusのコシのある音に慣れてしまうと、ミディアムスケールのMB-40は、(その分、弦が少し太いのですが)少し音圧が物足りなく感じます。

音程は同じなんですが、何か少し軽い感じがします・・・。

と言うことで、ここ最近はウッドベース風のウォームでファットな音が出ると言う、Crimson Redのエフェクターを噛ませています。

<過去記事>

安ミディアムスケールベースはOne Control Crimson Red Bass Preampでウッドベースになるのか

これはこれで非常にいい音で気に入っているのですが、基本は中低域を強化するプリアンプで、音の太さ(Gain)と明るさ(Brilliant)しかコントロールできません。

イコライジングとか、ファットな音に加え、もう少し細かいサウンドメイクができないか探していたところ、はたと激安だけどそこそこの性能、つまりコスパの良い機材で知られるBEHRINGERのベースプリアンプがあることを思い出しました。

と言うのは、フルアコやテレキャスター用にジャジーな音を出すために、BEHRINGERのアコースティックギター用プリアンプを使っていて、これがなかなか使い勝手が良いからです。



おそらく操作方法はADI21で慣れているので、その意味でも行けると思いました。

そもそもこのご時世に5千円前後で、高性能エフェクターが買えると言うのは、いつもながらBEHRINGERさん素晴らしいです。

YAMAHA MB-40につないでみる


と言うことで、いつもの通販(Amazon.co.jp)でゲットし、さっそくYAMAHA MB-40で音出ししてみました。


電池はコンパクトエフェクターでは一般的な006Pですが、わりと電池が長持ちするプリアンプ系では多少電力消費が多い方だと言うので、こまめにプラグを抜くとかして節電する必要がありそうです。


まずは2バンドイコライザーを全部12時の方向にして、フラットなイコライザー特性にした上で、ブレンド(Blend)を上げていきます。

これはもともとプリアンプなので、原音に対して加工した音をどれだけ混ぜるかを決めるコントロール、いわゆるミキサーです。

ここはエフェクト音を確認したいので、右に回し切ります。

おそらくエフェクト音のままで演奏しっぱなしなので、今後とも右10で使っていくと思います。

次にDRIVE(ドライブ)です。アンプのゲインのような働きでパワフルな音が出るのですが、あまり上げると歪みます。

自分のやっているジャズやボサノバには合わないので、ここは左4分の1くらいで控えめなセッティングにしておきました。

これでも、音量は大きくなり、全体的に音圧が上がりました。何とかフルスケールベースに対抗できるような太い音になってきました。

2バンドイコライザー、ドライブとプレゼンスでサウンドメイク

実際にBASSを上げたり、TREBLEを絞ったり強調したりして、音を決めていきます。

2バンドイコライザーは、わりと効きがいいので、BASSを上げるとごりっとした低音が強調されてブーミーになったり、TREBLEを上げると倍音成分が強調されてシャリシャリした音になったり、明らかに変わってきます。

これは好みでいろいろな音が作れると言うことですが、いろいろいじって、BASSを7、TREBLEを4〜6くらいで落ち着きました。

次に高音の倍音成分を強調するPRESENSEを上下させてみます。

そもそもMB-40にはマイルドな音のフラットワウンド弦を張っているので、普通はブリリアントな音にはなりません。

ところが、このコントロールを3分の2くらい上げると、変にキンキンした感じでなく、それでも明らかに音の通りが良くなりました。

個人的には、これだけでも、このエフェクターをゲットした甲斐があったと言うものです。

ドラムやギター、キーボードなどアンサンブルの中で少しこのコントロールを上げると、高音成分が強調され、他の楽器に埋もれずにベースの存在感を出せるかと思います。

最後にテレキャスターにつないだら

ファットで暖かい音と言う意味では、One Control Crimson Redは気に入っているのですが、こちらでも全然負けていません。

と言うより、そもそもコンセプトの違うエフェクターなので、ロックやフュージョンその他、一般的なベーシストにとっては、何かエフェクターを付けたいなら、真っ先に買うべきものでしょう。

2バンドイコライザー、軽めのオーバードライブ、エキサイター(PRESENSE)そしてダイレクトボックスと4つの機能が手に入ります。

値段も半分以下ですし。

シンプルにパッとつないでウォームな音が得られるCrimson Redより、いろいろいじれる分、BDI21の方が面倒ではあります。

でも、上記のようなセッティングが決まれば、こちらの方が使い勝手やサウンドの幅は広がるように思い、当面はセッションやライブにこちらを持参しようと思っています。

ついでに、最近メインで使っているSXシンライン ・テレキャスターをつないでみました。

これが大当たりで、イコライザーはフラット、もしくは少し低音を強調して6〜7くらいにして、PRESENSEを3分の2くらいにすると、何だか輪郭のしっかりした、それでいて落ち着いたジャジーないいトーンが出ます。

ちなみにAmazon.co.jpだと5千円くらいしますが、米国Amazon.comだと30ドル。到着に10日くらい掛かるのを我慢すれば、最安かもしれません(為替レート次第ですが)。

<2018/5追記>
米国Amazon.comでも29ドルで安いですが、楽器・音響の大型ショップのサウンドハウスでは税込、送料込みで3,500円ちょいなのを発見したので、以下にリンクしました。日本国内で買うならここが最安値のようです(記事加筆時点)。

2018年4月24日火曜日

春のアイクル(横須賀リサイクルセンター)の岸壁でウミタナゴとフグを釣りまくる

横浜市金沢区在住の先輩と、横須賀では一番北部、追浜の日産自動車の工場近くにある横須賀リサイクルセンター、アイクル脇の釣り場に行ってきました。

4月にしては素晴らしい晴天で、温暖です。

本当は朝マズメか夕マズメに当たるといいのでしょうが、時間の都合で11時から釣り始めて、4時前に納竿です。

まずは、アイクルの少し手前にあるファミリーマートで飲み物、食い物、そしてアオイソメをゲットしておきます。

アオイソメは500円です。

ちなみにこの周辺には釣具店はないので、ここのコンビニに釣り餌があるのは、有り難いです。

クルマをアイクルの駐車場の海側に入れました。

平日の11時少し前ですが、3組くらい、先客がいます。

駐車場の脇くらいの方に訊いたら、アジ狙いとのことです。


まだ4月だと少し早い気もしますが、それでもたまにアジが掛かるらしいです。

角の辺りは先客がいましたが、先輩の解説によると、カワハギがいるらしいです。

さらに向こうサイドまで行くと、蒸気を吹く何かのプラントが見えますが、先輩の解説によると、砂地でキスとか釣れるらしいです。

よく考えるとリサイクルセンターなんで、ゴミの焼却とかしているのかもしれません。

イソメと冷凍エビでぶっ込み

ということで、うちらは岸壁の中央からやや角に近いところに陣取りました。

正面に海苔か何かの養殖イカダが見えます。

竿を2本使い、まず愛用のシマノのルアーマチック9インチ(270cm)は、5号のナス型オモリにダイソーの100円チヌ針を結んでぶっ込み仕掛けにして、半分に千切ったアオイソメを付け、5mくらい先に投げて置き竿にします。

もう1本のバスロッド(プロマリン・バスレンジャー)はこれまた1パック250円くらいでゲットした黄色い玉ウキを付けて、ウキ下を1.5mくらい取り、これまたダイソーの100円アジ針を付けて(アマゴ針でもよかったかもしれません)、残り半分のイソメを付けて、足元に落とします。

と言っても、竿が6フィート(180cm)の例の900円バス釣り竿なので、本当に足元にしか届かないのですが。

参考: 900円激安バスロッド(プロマリン・バスレンジャー)でジグヘッドを使ってアジングができる?

そのうち、置き竿を動かしてみたら、何とアタリがあります。

喜んで引き上げていると、竿がぐしゃっと曲がってしまいました。

どうも出がけに誤ってトランクのドアに少し挟んでしまい、慌てて引き抜いたのですが、継手にヒビが入ってしまい、そこから割れたようです。

けっこうショックでしたが、気を取り直して残った竿とリールで引き上げると、何とそこそこ立派なアイナメが掛かっていました。


**ちなみに、その後、部品を取り寄せて何とか復活させました。でも注意して道具は大事にしないといけないですね。

参考:シマノのルアーロッドを折ってしまったが部品だけ取り寄せて修理した話


もう1つ、非常用の自分で修理したダイワの6フィートの延べ竿にぶっ込み仕掛けを付け直して、再度そちらで、今度は3mくらい先に投げておきました。

参考:Daiwaの振り出し竿を自己流で2千円で修理する

こちらはその後、小さめのカサゴ1匹とギンポ2匹釣れました。

とりあえず天ぷらにするのはあきらめ、リリースしました。

ウキ釣りではウミタナゴとフグが爆釣

表層にはたまにクサフグみたいな魚影が見えますが、おもに魚がいるのはやや深めで海藻の近くに隠れているだろうと考え、ウキ仕掛けを海藻付近に落とします。

ウキ下は1.5mくらい取ってあり、足元の底に近い層に届いています。

こちらに落として、アピールするように竿先を軽く上下させていると、程なくビクッとアタリがありました。

少し食わせてからクイっと合わせると、そこそこ良型のウミタナゴが掛かっていました。

その後も時折休んで、コンビニ弁当を食ったりしつつも、イソメや持参した冷凍エビを刺してウキ仕掛けを落とし、少しシャクったりしていると、時折ウミタナゴが掛かります。

しかし、ウミタナゴだけでなく、もう一方のエサ取り名人、小型のクサフグがしゃーっと集まってきて、巧みに針を避けてエサだけちょいちょいと喰っていきます。

アタリだけはあるので、何度か適当にシャッと合わせ、釣り上げました。

中には膨らんでギイギイ鳴いている奴もいます。

単に楽しませてくれるだけならいいのですが、フグは歯が鋭いので、アジ仕掛けの細い糸だと噛み切られてしまいます。

私は2回で済みましたが、同行の先輩は高い仕掛けのハリスを何本も噛み切られ、涙目になっていました。

いくら100円の針とはいえ、アジ針は滅多に置いていないので、ちょっと痛手です。

フグが調理できれば、これはこれで美味なんでしょうが。免許でも取ろうか、などと妄想する始末。

ちなみにテレビで横須賀界隈の番組を見ていたら、ハコフグの味噌焼きという料理を出す店があるようです。

このエサ取り外道でも味はいいらしいので、一度試してみたいものです。


いずれにせよ、アジやイワシ、サバの回遊を狙って、もう少し暖かくなったら朝とか夕方にまた来てみたいところです。

隣りの横須賀市内の横須賀海辺釣り公園とか観音崎でたまに釣ることはありますが、釣りやすさでいえば、こちらの方がいいかもしれません。


2018年4月22日日曜日

20年前のデジタルレコーダーRoland VS-880を復活させて録音してみた

思えば、4トラックカセットレコーダーの時代に、当時10万円以上するFOSTEXのレコーダーを愛用してせこせこ曲を書いていました。

その後、8トラックが出て、ついにはパソコンでMIDIシーケンサが出たり、デジタル化されて8トラックは当たり前、ついには16や24、さらに(自分も1つ持っていますが)今のパソコンのDAWでは、メモリとディスクが許す限りトラック無制限とか、もはや無差別テロとしか言いようのない、テクノロジーの進歩です。

ある日、川崎駅前に先輩のバンドの練習に行く直前、途中の巨大ブックオフにより、ジャンクコーナーを漁っていると、かつての名器というか元祖デジタルレコーダーの草分け、Roland VS-880のジャンク品が980円で売られていました。


値札の上には「電源は入りました」のメモ書きが。おそらくディスクが逝かれて使えなくなったのだろうと考え、急いでGoogle先生で見てみると、普通の 2.5インチIDEで使えるようです。

2.5インチなら家に山ほどあるので、これはけっこう遊べるのではないかと思い、レジにダッシュで持っていきました。

別に急がなくても20年前のレコーダー、私以外に買う人はなかなかいないと思いますが。

しかも冷静に考えるとZOOMの24トラックレコーダーも持っていたのでした。この非合理さがデジタル道楽の真髄だと、自分に言い聞かせます。

電源は入って正常に動いているようだ

まずは電源を入れてみます。

ヒューっと音がしてLEDが点灯しました。

ver 2.02なんで、機能拡張された最新ソフトのようです。


表示パネルでSCSIやらIDE(いずれもHDDや記憶装置の接続方式ですが、最近はあまり使われていません)をスキャンしています。

もしかしてSCSIなんて今や知らない人の方が多そうですが(涙)。

結局IDEで「???」と出たまま止まってしまいました。

基本的にIDE方式のハードディスクが入っているはずなのですが・・・。

ディスクがヒュー、ヒューと変な怪音を出しているので、おそらく死んでいるのでしょう。

コンパクトフラッシュが動かないので20GB HDDを取り付ける

ディスクの換装をすることにして、パーツを入れてあるケースをひっくり返します。

何と4GBのコンパクトフラッシュカード(CF)と、CFを2.5インチIDEに変換するアダプターが出てきました。
 


おそらく昔のFAT16フォーマットでVS-880は最大4GBでしょうから、ちょうどいいと思ってこれを取り付けてみました。

残念ながら、こちらも「???」マークが出て認識されません。

CFカードが悪いのか、インタフェースカードが悪いのか分かりませんが・・・。

諦めて、今度は昔ThinkPad X21で使っていた20GBハードディスクを付けます。
 
 


今度は、認識され、「フォーマットするか?」と確認してきました。

パネルから「Yes」としてディスクをフォーマットしました。さよならWindows XP。

録音してみる

裏のパネルにiPhone用のステレオミニジャックからRCAピンに変換するケーブルを繋ぎます。

またモニター用にヘッドフォンをつなぎます。


ヘッドフォン端子は標準サイズなので、ミニサイズから標準に変換する変換プラグを付けます。


まずはiReal Proというジャズ練習用アプリを使って、ガイドとなる原曲をトラック7と8に録音します。

今回は好きなジャズスタンダード「Stella by starlight(星影のステラ)」にしました。

ミキサーの7と8のセレクターを何度か押して(押すと切り替わる)、録音モードにしました。

ミキサーにはLEDがあり、無色で接続しない、黄色でミキサー、緑で再生、赤で録音になります。

1曲分、録音しました。

多重録音する

トラック7と8にiPhoneアプリによる模範演奏が入りました。

ミキサーの7と8をセレクターで再生モード(緑)にして、今度はチャンネル1にエレキギターをつなぎました。

本当はプリアンプ付きのダイレクトボックスを噛ませると、音圧が出ていいのですが、今日はテストということで。



ミキサーの入力1のゲインを微調整して、時々レベルがプラスになるくらいのレベル感で、音量を調節します。

何も操作しないと、入力1はミキサーのチャンネル1につながっています。

ということで、チャンネル1を録音モード(赤)に切り替えて、トラック7&8のガイド演奏を聴きながらギターを録音しました。

多重録音なら、1つはリズムギターでコードを刻み、もう1つでソロですが、ジャズという想定なので、コードを時々混ぜつつ、メロディを弾いていきます。


次にベースを3チャンネルにつなぎ、同じように録音しました。

さて、7&8チャンネルはフェーダーを0にしてガイド演奏は消して、自分のギターとベースだけ再生してみます。

録音している時の気分はジム・ホールとロン・カーターだったのですが、出てきた音は全くまとまりのない2つのスケール練習でした。

コード構成音だけは注意していたので、不協和音にはなっていませんが、互いに聴きながら練習しないと、アンサンブルにはならないことがよく理解できました(涙)。

エフェクトカードがあるので、リバーブを掛けてみる

VS-880は裏にインタフェーススロットがあり、エフェクターカードVS8F-1というオプションを挿すと、マルチエフェクトが使えるようになります。

もしやと思って、裏を開けてみると、しっかりカードが入っていました。

これでリバーブとかコーラスを掛けられるので、外部エフェクト機器は不要で、デジタルミキサーとしても完璧です!

普通、低音は残響させないので、ギターの再生チャネルのエフェクトをONにしてリバーブにします。

信号の一部を少しリバーブに流すようにして、ギターがホールで演奏しているような響きになりました。


まあ手持ちのZOOM R24だと中にドラムマシンの機能は入っているし、エフェクトも豊富で全然比較にはなりません。

でも、ディスクをSDカードに載せ替えたり、まだ若干残してあるMIDI機器をつないだりして、千円から3千円くらいで売られている、中古のレコーダーを再生して遊ぶというのは、意外にいけます。

当時の製品の設計思想の良さを感じる瞬間でもありました。

性能や使いやすさという意味では、ZOOM R24をもっと使っていくべきなんでしょうけど。