参考: 中華シンライン・テレキャスターSX KTL-300を試す
激安中華ギターのわりには、悪くない感じなので居間に置きっぱなしにして、練習用に使っています。
それにしても、音質は何とも気に入っているのですが、フレットの脇の仕上げが微妙に悪く、またどうのフレットの打ち込み全体のバランスも微妙におかしいようで、どうにも弾き心地がしっくり来ないのは困っていました。
そこで、前回、Ibanez 5弦ベースのフレット擦り合わせをお願いした世田谷区三宿にある国立音楽院の楽器工房に依頼して、調整してもらうことにしました。
参考: KMA楽器リペア工房
Webサイトの連絡コーナーから状況を書いてアップしていたところ、その日の晩に、前回も整備してくれたギターリペア科の講師もしておられる職人の方から連絡をもらい、その数日後にギターを持って、校舎の4階にある楽器工房を訪問しました。
実際に見てもらうと、フレット脇のバリ、フレット自体が微妙に波打っていること、弦を支えるナットの切り方が大き過ぎること、そしてブリッジのサドルを支えるイモネジの長さが合っていないことが確認されました。
ということで、フレット擦り合わせ、ネック側面の研磨と調整、そして楽器全体の調整を依頼しました。
弾きやすくなった
2週間くらい見ておいて欲しいとのことでしたが、1週間で上がってきました。
ザラザラだった側面はすべすべになり、フレット脇を見たところも、綺麗な台形が並んでいます。
またブリッジも調整してもらい、右手下部をブリッジ上に置いても、違和感ありません。
今まではブリッジのイモネジの位置が中途半端に長すぎて、ピッキングをする右手がスレて、ちょっと痛かったのですが、それは解消しました。
高級ギターとはいいませんが、少なくても弾き心地は5〜8万円くらいの中の上のインドネシア産や国産ギターと変わらなくなりました。
あとはいじるとすると、ブリッジとかピックアップ、特に電気系統を整備したり、しっかりハンダ付けし治したりすると、音質向上するのではないかと思います。
時折、こういうギターを買って改造しているマニアの方がいますが、少しその気持ちが分かった気がしました。
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